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ホワイトハウス

テロ以前は、朝ホワイトハウスの横の通りに並んでいればツアーに参加できた。横の通りというのは、向かって左から、財務省、ホワイトハウス、オールドエグゼクティブビルとある建物の、財務省とホワイトハウスの間の通りのことである。

今はこの三つの建物がフェンスで囲まれているが、大昔はバラバラだった。一つにフェンス内にいれたのは、１９８１年に暗殺未遂を経験したレーガン大統領である。暗殺未遂の時は、“I forgot to be a duck.（狙撃された時に、身をかがめるのを忘れた→あひるは臆病者の代名詞で、臆病者ではないと言う意味）”と言った“強いアメリカ”を掲げた“強い大統領”は実は臆病者だったそうな。その証拠に、三つの建物を一つにまとめ、外部者を遠ざけた。っと、通りに並んでいる時、横に居たおじさんが話してくれた。

ツアーはホワイトハウスの東側のドアから入り、East Wingを一階、二階とちょろっと見て周るものである。確か赤だか、緑だか、青だかの部屋を見て周り、晩餐会などが開かれる大広間も見たような気がするが、一番印象に残ったのは、ケネディ大統領が暗殺された時に棺が安置された部屋であった。ツアー当時もその場所だけは、囲いがしてあって決して入ることはできなかった。とまぁ、ほとんど薄れた記憶である。

ホワイトハウスに関する詳しい情報は、ホワイトハウス斜め前にある商務省のビジターセンターで得ることができる。ちなみに１８６０年に日米修好通商条約を締結するために、日本から訪れた福沢諭吉や勝海舟の写真もある。その時、彼らが宿泊したのは、ビジターセンター前のウィラードホテル。←トムクルーズの映画「マイノリティー リポート」のラストに出てくるホテルさっ。

大統領関係でもうちっと。
・大統領が狙撃されたらどこへ運ばれるか？
基本的に命に別状がなければ、ベセスダにある海軍病院。現役中に何かあれば、ここで最期を迎えることになる。ただレーガンの場合は、撃たれた部分が心臓に近かったことと年齢を考えてベセスダは遠すぎると判断され、ジョージワシントン大学の病院に収容された。（History チャンネルより）
映画「ＤＡＶＥ」も参照してね。

・大統領の葬儀のパレードはどの道を使うか？
現役中の場合（リンカーンやケネディ）は、ホワイトハウスから直接国会議事堂まで延びている、ペンシルバニア アベニューで、レーガンのように引退後だと、ホワイトハウスから一本ずれたコンスティテューション アベニューを通る。レーガンの時、レーガンの熱狂的な支持者だったグループと一緒にパレードを見に行った。

・では過去の大統領が他界する度、ＤＣでパレードが行われるのか？
それはそれぞれの大統領の遺言次第。大統領になると、現役中に遺言状を作成する。それに従って葬儀が執り行われる。数年前の段階で、唯一遺言状を作成していない元大統領がいた。それはクリントン元大統領。今は定かではない。（数年前のワシントンポストより）



パレード警備の配置につく海兵隊



レーガン大統領の棺



こちらにカメラを向けているのは、ＦＢＩのエージェント。観客の写真を撮って、何かの捜査に使うらしい。