作家風日記
新海誠の作品「雲のむこう、約束の場所」を見ました。 「秒速5センチメートル」でおなじみの。 僕の大学の研究室時代の戦友の、女の子への好み感って絶対この作家に影響されてたんだろうと思う。 こんな大和撫子、いね゙ーから!(←おめぇの席ね゙ーから!風に。) ヒロインが小説を選ぶシーンで、さりげなく角田光代がいたのはなにかつながりがあるのか!? まぁ、それはともかく・・・ しんかい まこと ふう にっき の かきかた を おぼえた ! さて、今日の日記を書き分けるか。 :今日の日記: ゆにくろでTHE YELLOW MONKEYのコラボTシャツをかいました。 :村上春樹風: 「ユニクロ?」 「そう、ユニクロ。」 彼女の放つそれは、形而上の意味でのユニクロだろうか。世界中のカラスを一度に集めて行われるような会議があれば、アルビノのカラスが「いかにも、そこはユニクロである。」と発言するだろう。それともそんな会議なんかやってる最中に子供に石をぶっつけられて、怒り狂ったカラスが世界戦争を引き起こすかもしれない。 僕はTHE YELLOW MONKEYのTシャツと、はきつぶしたテニスシューズと、すりきれたジーンズ(いかにもロシアの悲しげな雑巾を彷彿とさせる)を合わせて立っている自分の姿を想像し、そこに存在していて、同時に存在していなかった。 :角田光代風: あたしは小さいころからずっとTHE YELLOW MONKEYのファンだった。 お姉ちゃんが作文で町から表彰をうけたときも、お父さんが何か大きな犬を連れて帰ってきたときも、お母さんがある夜にふっといなくなったときも、あたしの中でTHE YELLOW MONKEYだけは小さい神様のようだった。 それから私は高校へ進み、専門学校へ進み、小さい会社のOLとして働きながらこうしてユニクロに買い物へ来ている。 俺だけは信頼していいと豪語するトシユキも、一夜限りだと言ったユウコも、あてもなくぶらぶらとタイやインドへふらっといなくなってしまうミキも、小さい神様の前ではただの人間だった。 あたしはTHE YELLOW MONKEYのTシャツを手に入れて、それでなにもかもをなかったことにして、この小さな脳の世界で世界を包んでやろうと決めた。 :新海誠風: ↓ 今日はユニクロに行ってTシャツを買った。店内に入ってからのしずまりかえった雰囲気も、整然と陳列された商品も、みんな僕のために用意されていたみたいだった。 THE YELLOW MONKEYのコラボTシャツを買うことが今の僕にできる精一杯のことで、それ以上も、それ以下も、変わらぬ今に流されていた。 Tシャツを選んだ僕はそそくさとレジへと歩いていったんだけれど、そこにはもう、つかみきれないTシャツの束だけが残っていて、それが僕をより悲しい気分にさせた。 ど・・・どうだ・・・ 作家って自分の生い立ちや好みをそのまま文章にするから、性癖やら好みやら趣向やらがわかっちゃうよね。 あぁー、新海誠作品のヒロインみたいな女の子とファンタジーな冒険してぇー! だが、実写ノルウェイの森の配役、テメーはダメだ。(ジョジョ風に) どう考えても菊地凛子は直子じゃなくて緑役でしょッ! :追記: 久しぶりにTHE YELLOW MONKEYのライブDVDを見た。 夢中になりました。もし再結成したら爆発する。憤死。 LIVEいきてェ・・・