深海について
深海魚といっても、種類はたくさんあるわけです。深度によって基本的な生態も違うし。なので簡単に。まず深海魚といっても、夜になって浅いところにあがっていて、エサを取るやつがいます。そういったやつらは浮き袋があるわけです。でも釣りなんかで思いっきり引っ張っちゃうと、水圧の変化に耐えられなくなって胃やら浮き袋がボーン。表層の方がエサが豊富なので、こいつらは夜に栄養を蓄えるわけですね。一方、ある程度から深いところにいるやつらは、ずっとその領域で暮らします。なので、浮き袋がない、体が油で満たされていたり体液で満たされてたりします。ちなみになぜつぶれないかというと、気体に比べて液体は圧力をかけても体積がほとんどかわらないから。たとえば、サッカーボールは50mくらいの水深でボカンですが、タマゴは数千mでも大丈夫です。たしか。でも、人間が乗るしんかい6500などはそういうわけにはいかないので、まんまるな耐圧殻で守ってます。いちおう、安全を考慮して深度限界を6500mとしていますが、実際はその倍くらいいけるらしい。