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カテゴリ:考える日々。。。
2日間のお祭りが終わりました・・・
初めて出たタンゴアジア大会。 楽しかったです 自分が参加して踊ったことより、 2日目の決勝で、優勝したペアのデモの素晴らしさを始め、 各ペアのそこに至るまでのストーリーを想像し、心が波打ちました。 各ペアの中には、もちろん私たちも含まれています。 私たちのストーリー・・・ 彼は、参加前にこんな風に言ってました。 自分はその時の音楽に合った自由な表現をするよ。それ以外には踊れないから。 コンペティションというものの性質を、私よりはるかに知っている彼は、 「大会に沿うための踊りなんてできない」ことを、誰よりも自分自身が知っていたのでしょう。 それに合わせた準備というものも、一切していませんでした。 私自身の身体の使い方の課題を、まだ克服していないので、本心では不安でした。 身体の力がうまく抜けて、ポジションをキープし続けることができるかどうか、 その時になるまで実はわからない・・・。 そんな頼りなさがある中で、余裕なんてあるはずがありません。 楽しめればいいじゃない、と思っていたけれど、 本当に楽しむためには、少なくとも自分で決めたレベルにおいて 自然に身体が覚えている・・・という状態になっていなくては無理ですよね。 私は急ぎすぎたのかもしれません。 わりと理性的なタイプですが・・・ 計算ができないのが私の泣き処。計算はつまり打算、ということです。 天性の子供っぽさがあるのでしょう、きっと。 初日が終わった夜、 思ったよりずっと自分自身に余裕がなくて、楽しむことも充分にはできなくて そのことがくやしくて、ず~っと泣いていました。 「自分で体感しなくちゃわからない」という私に、 「体感しなくていいこともあるんだよ」 と、言って、ずっとなぐさめてくれた彼。 エネルギーの強弱はあっても、その人にとってのエネルギーの最高値は常に100。 時間も等分。 何かに費やしたエネルギーは、必ず受け取ることになっています。 タンゴは、私の表現したい願望 + こう在りたいという女性像 (美しいボディラインKeep!のイメージや、 大好きなファッション分野において) + パートナーと創っていく世界 仕事とタンゴとパートナーは切り離せなくて、 すべてがつながっていて、ライフスタイルに組み込まれています。 大会の模様を見ながら、 各々のパートナーたちのストーリーについて、 思いを馳せていました・・・。 そして、気づいたことがあります。 前回のブログでも書いたように、やっぱり社会の縮図なのだと・・・。 大会で競い合う順位は、 社会で言うところの【地位・名誉・お金】の分野。 結果のためじゃなく、パートナーシップとの表現を優先させることは、 社会で言うところの【愛情・保護】の分野なのです。 この2つは、同時に両立させることはできません。 私は、ライフスタイルでは【地位・名誉】を求め続ける部分が強いです。 だからこそ、人生のパートナーには、 自分自身が仕事を通じて表現していくことを、応援してくれる人を強く求めました。 そうしたパートナーとの世界を大切にはぐくんでいくためには、 「大会で順位を上げるための努力」ではなく、 彼との自由な表現を高めていくこと。それを優先させることが何より大事なのです。 大会に参加したすべての人たちは、きっとタンゴがダイスキに違いありません。 でも、「踊ること」に込めた思いは、人それぞれでしょう。 それぞれの人生にとって、アルゼンチンタンゴが 幸せにつながる存在であってほしい・・・と心から願います。 会場で、たった1枚撮影した写真です。踊り終えた後で・・・。 ヘア・メークは、HIYOKKO-MAKE.COM メイクアップアーティストの福田麻実さん。 麻実さん、素敵なヘアメークをありがとう 翌日から、 「一緒に歩く練習しようね」 と言ってくれた彼。 帰宅してすぐ、ほんの少しの時間ですが、毎日マンションのロビー内で、アブラッソをしながら2人で歩いています たくさんの涙の後には、大きな気付きがありました。 彼から私への贈り物だったのだと感謝しています。 ありがとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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