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海砂のつらつら日記

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2007/07/11
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カテゴリ:読書

火蛾 古泉迦十(2007.7.11読了)


久しぶりの読書日記です。
メフィスト賞の中でも、評判が良さそうだったので読んでみました。
でも、これってイスラム教をよく知っていた方が楽しめるのかもしれません。


十二世紀の中東。聖者たちの伝記録編纂を志す作家・ファリードは、取材のため、アリーと名乗る男を訪ねる。男が語ったのは、姿を顕わさぬ導師と四人の修行者たちだけが住まう山の、閉ざされた穹廬の中で起きた殺人だった。未だかつて誰も目にしたことのない鮮麗な本格世界を展開する。第十七回メフィスト賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)

これは、なんとも感想が書きにくい作品です。
理由は簡単(?)、私がこの作品の神髄を理解できていないからです。(泣)
先ほど述べたように、この作品はイスラム世界がとても重要な位置を占めています。
ただ、背景としてイスラム世界を取り入れたというのではなく、
導師の死もこの世界観抜きには、理解できないようになっています。
作者は、そこのところをとても上手く描いていて、イスラムについて全く無知な私でも、
それなりに理解できた気になるし、その真実にそれなりに驚かされ、それなりに楽しめる。
でも、やっぱり「それなり」なんですよね~
そこが残念です。この世界観にはしっかり楽しませてもらったんですけど、
やっぱり、仏教徒の私(というより無宗教かな~)には登場人物達の気持ちが
理解しきれないので、ラストのめくるめく酩酊感に惑わされながらもどこか冷めてる自分が。。。

それにしても、これがデビュー作ですか。すごいです。古泉さん。
この作品の中のイスラム世界に関する蘊蓄はどこまで信じて良いのかちょっと心配ですが、
少しその世界に触れた気にさせられたのは収穫かな~

ちょっと癖のある作品ですが、ページ数も手頃なのでチャレンジしてみてください!!
(そして、読んだ方!!ラストをもう少し分かりやすく私に解説して欲しいな~うっしっし







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最終更新日  2007/07/11 09:35:49 PM
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