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海砂のつらつら日記

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2008/09/22
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カテゴリ:読書

赤い指 加賀恭一郎シリーズ 東野圭吾(2008.9.19読了)


直木賞受賞後第一作。構想6年の後に書きあげられた書き下ろし長編小説、ついに登場! 身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。ひとつの事件を中心に描き出されるさまざまな親子像。東野圭吾にしか書き得ない、「家族」の物語。『放課後』でのデビューから数えてちょうど60冊目にあたる記念碑的作品。(楽天ブックス紹介文より)


遅ればせながら「赤い指」読了しました。
息子が引き起こしてしまった殺人を、なんとか隠ぺいしようとする両親。
「愚かだな~」と思ってしまうのは、私が子供を持っていないからでしょうか。
特に感じたのが、母の息子に対する歪んだ愛の恐ろしさでした。
そして、父親の今まで無責任に家庭のほころびを見て見ぬふりをつづけてきたつけの大きさ。
きっと、この家族は外から見たら普通の家族に見えていたんでしょうね。
それだけに、ひとつのきっかけで坂を転がるように転落していくさまが怖い。

この作品のもう一つの軸が、加賀刑事と父親との関係です。
死の床に付している父親に会おうともしない加賀。
それに憤りを感じる従兄弟の松宮。
こちらの関係はラストでちょっとホッとさせられました。

それにしても、犯人の少年には最後までいらいらさせられました。
なんどほっぺたはり倒したくなったことか!!(笑)
こんなやつ、かばう必要ないぞ!!
一度刑務所(少年院かな)で根性たたき直してもらえ~って思っちゃった。
でも、こんな子供でもかばいたくなるのが親の愛なんでしょうね~
(まあ、この父親の場合は自分の世間に対する保身ってのもあった感じがするけど)

それにしても、容疑者Xの献身(→感想)の湯川助教授のときも思ったけど、
犯人(この場合はかばってる両親)を追い詰めていく加賀刑事、怖いっす~
まあ、あんまり応援したくない両親でしたが。。。(笑)

とにかく、どうももやもや感が残ってしまう作品でした。
あっ、でも認知症のおばあちゃん。最後やってくれました!!
おかげでちょっとすっきりしたな。


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最終更新日  2008/09/26 08:09:37 AM
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