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一応、タイトルが「畳屋の楽屋裏」なので、差し支えない範囲で、その日の出来事に対する本音も書いたりします。
昨日こんなことがありました。 収めた貸家の襖を見た大家さんが、「雑だなあー、なんだべ、これで良いの」としきりにこぼします。 実はその襖はワケありで、数回、ホームセンターの糊付きの襖紙を使って大家さんが自分で張り替えた経歴をもつ襖だったのです。しかも、今回もご自身で貼ろうとして途中まではがしたものでした。 数度、素人がアイロンしあげの襖を貼ったりはがしたりした襖は、もう考える限り最悪の状態でしたがなんとか、形に仕上げました。 それでも貸家の襖の張替えとしては、自分としては十分及第点の出来だったので、特に説明無しで、収めた訳です。 結局、襖の状態を、説明して、そのガタガタの襖の2枚分の料金は受け取りませんでした。 なせなら、通常は直せるものならやり直ししますが、うちの技術ではあれが精一杯だったからです。 この方は、初めてのお客さんだったのですが、最初から違和感はありました。 業務用の最初から安い張替えを、さらに畳み掛けるように値切る、行って見ると二階の襖をベランダから苦労して出さなければいけない状態なのに電話ではそのことを話さずにひたすら値切る、納品の予定を直前でキャンセルするわ…挙句クレーム… 襖の料金要りません、といったら、軽く喜んだ風の彼女の表情が忘れられません。 生まれて初めて言いました。「次回は、うちに頼まないでください」。まあ、お客さんもそのつもりかもしれませんが… その襖以外の工事の料金を受け取って、いつも以上に丁寧にあいさつして現場の玄関をでました。ただ、「すみませんでした」とは言いませんでした。 こちらとしてもお客様は無条件で全員神様ではありません。 とはいえ、いろんなお客さんがいることを今回も学習できたので良かったです。教訓は得ました(負け惜しみ…)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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