わらしべ工房　畳屋の楽屋裏(ﾌﾞﾛｸﾞ)

久々に縁無し畳作成



…と思いきや…　敷き込み完了の状態↓


普通の縁あり畳？？？　と思わせて…


一本縁に仕上げました。　畳表、目積に見えますが、綾織の柄表です（乱反射してキレイにうつりませんでした）。


6帖の真ん中の畳だけ縁無しの状態に仕上げ、縁と縁が二重にならないようにして、スッキリとした仕上がりになります。


この部屋は、ソファーやらテーブルを置いて洋間のように使用されるということでした。
でも、カーペット敷くのは嫌いだということで、なるべく畳も「和」から離れた感じが良いというお客さんの要望でした。

和紙のカラー表が良いかと思ったのですが、イ草が良いということでした。
さらに今回は表替えという現在の床を生かす工事だったので、綾織りのイ草の畳表に洋生地っぽい薄い無地の縁で、洋風よりの仕上げを目指しました。

20年目の縁付きをボウズにするのにちょっと苦労しましたが、楽しい仕事でした。