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わらしべ工房 畳屋の楽屋裏(ブログ)

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2008年12月19日
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…は特に無い。


今年の後半の商売は厳しいものがあった。
払う労苦がなかなか結果に結びつかない感があった。
目標には届いたものの、特に12月に入ってからの失速感は少し不気味なものがあった。

とはいえ、特に心配も無ければ、先の不安があるわけでもない。


それなりに感じた通りに思ったことをやっていけば良いと思う。


物が売れない、畳替えのタイミングがかつてのようでは無くなった…という声を多く聞く。
んじゃあ…ってんで、ダイレクトメールやチラシの頻度を上げたり、お願い営業に走れば
良いか、というと、それもまあやったほうが良いとは思うものの、根本的な策とは違うと思う。

売れない理由は、実は商売やってる自分が良く知ってるはずだ。
原料や日用品が高騰して、ニュースでは不景気を煽る報道の垂れ流し…
経営者本人だって出費を徹底的に節約しようと考えてるのであれば、お客さんだって
同じことを考えてる。

じゃあその状況下で人に喜んでもらえるにはどうしたらよいか…


ここまでは、10人の経営者いたら同じような思考で考え始めるだろう。
しかし、10個の脳みそから出てくる答えは10通りだろう。

ある人は単純に価格をありえないくらい下げ、ある人は付加的なサービスを開発し、
ある人は、付加価値のある商品にこだわり、ある人は、商品、接客、サービス全ての面で
グレードアップを図り安心を売る…


それぞれのセンスでやるから個性が出て面白い。
だから、うちにはライバル店っぽい畳屋さんがいるにはいるが、厳密に言うとライバル視は全くしていない。お客さんは結局それぞれ自分のセンスに近い店を選ぶ。それは「うちのやりかた考え方に共鳴してくださるなら頼んでください」と言ってることなので、結局は店のほうが先にお客さんを選んでいるのだと思う。
だから店の個性が決まった時点でお客さんもすでに決まっていることになる。
なので、本来ライバル店などというものは、本質的には存在してないのだ。
お客さんをとったりとられたり…というのも見かけだけの現象なのだ。


畳市場は小さくなっていくパイにたとえられて、他店の動向に敏感になってる人もいるようだが、上記の理由から、私は全く気にならない。


来年の仕事量などは心配かと言うと、冒頭で書いたように全く心配していない。

もちろん経営者として、家族の頭として、稼がなくてはいけないので、
健全な程度の危機感は一応は持ちつつそれなりの対策はする。

だが、いざとなったら道端の草食ったって野宿したってガッカリしなければ人間って
簡単には死なないものだ。




定番商品紹介
PAP_0083.jpg
◇◇◇市松畳◇◇◇
■熊本産。生産者は山下さん。
■特徴 イグサの穂先と根元の色の違いを利用して、市松状態の柄がついている。
    良質のものは焼けてからの模様の出方もきれい。畳というよりは工芸品
    に近い雰囲気のものである。ちなみに、生産者の山下さんは、柄織り専門
    だけあって柄畳表においてはがなり熟練されておりトップレベルの職人さん。
    一般に強度面で弱いとされている市松だが、当店に現在在庫しているものは、
    しっかりと充実した無着色のイグサが原料なので、十分の耐久性が期待できる。
■用途 仏間、床の間の座敷など。





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最終更新日  2008年12月20日 01時40分03秒
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