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カテゴリ:愛
明らかに必要なものではないのに捨てられないものがある
小説、雑誌、着なくなった昔の服、学生の頃の品、ブランド物を買った時の紙袋、靴箱、依然勤めていた会社の制服、自分の趣味に合わない頂き物... 実に様々である 部屋はすっきりさせたいので、それらの捨てられない物は、人目のつかない押入れやクローゼットの中にしまっている 持っていても使うわけではないのに、いざ捨てようと思うと躊躇してしまいそのままとなっている "捨てる"という勇気が必要なのだろうか? なかなか踏ん切りがつかないんだけど…… 物は溜まっていく一方である 一枚の絵がある それは決して日の目を見ることも無く、押入れの奥にしまっている 作者は自分 小学校低学年の時に書いた絵である この絵には特別な思い入れがある 学校内での展覧会でこの絵を展示していたのだが、 校長先生の目にとまり、この絵を学校内に飾りたいとの事で、自分が卒業するまでの数年間、校舎の廊下に飾られていたのである 今にして思えば、大変名誉あることである しかしながら改めて思うに、校長先生はこの絵を見て、どこが気に入ったのだろうか? お世辞にも上手い絵とはいえないのだが… ちなみに何を題材にして書いた絵かというと… なにぶん20年近くも前のことなので覚えてはいないが、おぼろげながら“八郎”“八郎潟”という事だけは覚えている その2つのキーワードを頼りに調べてみると、絵の題材が判明した 【三湖伝説】という秋田県にある十和田湖・田沢湖・八郎潟の三つの湖にまつわる伝説で、どうやら物語の主人公の八郎太郎という青年を描いたようだ この八郎太郎という青年は、話をかなり簡略すると龍になってしまう話で、絵に書かれているような大男ではない なぜそのような絵を書いたのか? 子供ながらの柔軟な発想なのだろうか…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月08日 09時59分05秒
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