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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2007年08月21日
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…前日の、間もなく日付が変わろうとしている夜のこと
明日は3週間ぶりの休み
と言っても、とり立ててなんの予定も入れていない
ただ、慢性的な寝不足なので、休みの日ぐらいは、目覚まし時計をかけないで思うがままに寝ようとだけ思っていた
そのうえで、早く起きることができたら、どこかへ出かけよう…と漠然とした考えを抱き、瞼を閉じた……

…そして今日のこと
目が覚めた
時刻は3時前
哀しいかな、目覚まし時計をセットしていなくても、長年の生活のリズムが身体に刻み込まれているのか、いつも起床する時間に目覚めた
さすがにこんな時間から起きて活動するのはまだ早いだろうと、再び瞼を閉じた

眠りから目覚めたときは、すでにお天道様は高いところにあった
頭上にある窓からは、容赦なく強い日差しが差し込んでくる
十分に眠って、自然に目が覚めたというよりは、猛暑のせいか、部屋が異常なほどの熱気に満ち、その暑さで目覚めたという感じだった
全身にひどく汗をかいていたので、すぐさま浴室にむかい、湯船に気が済むまで浸かってから出てくると、部屋のクーラーを入れて一息ついた
時刻は14時を少し過ぎたところ
窓を開けると、燦燦と太陽が照り、外は灼熱の世界と化していた
とてもじゃないが、この暑さのなか出かける気にはなれなかったので、今日一日は家のなかで大人しくしていたほうが賢明と、のんびり過ごすことに決めた

白い顔の伝説を求めて
こんな悠長な時間はなかなか取れないので、読書をすることに
読んだのは、女優・五大路子氏著『白い顔の伝説を求めて~ヨコハマメリーから横浜ローザへの伝言
先日、五大氏のひとり舞台を観に行ったときに劇場で購入したもので、舞台を観てからというものの、モデルとなった“ヨコハマのメリーさん”が気になって仕方ない自分は、まだ観劇の余韻が残っているうちに一気に読み上げてしまおうと手にとった

事の発端は、1991年5月3日、横浜港まつりの日
審査員として招かれていた五大氏が、審査員席から、街中にひとり佇む白塗りで腰をかがめた女性を見かけた
その女性に興味を持った五大氏は、その白塗りの女性(ヨコハマのメリーさん)は一体何者なのか?独自の調査を開始していく
メリーさんに縁ある方々から話を伺い、いつしか、その情熱は劇作家の方までも突き動かし、様々な方々の協力のもとで、ついには、ヨコハマのメリーさんをモデルにした『横浜ローザ』という物語が完成 
1996年4月、東京日本橋の三越劇場で公演される
五大氏のバイタリティーがきっかけで生まれた作品の誕生である
あの横浜港まつりの日に、メリーさんを初めて見かけてから、実に5年もの歳月が流れていた…

女優・五大路子さんのサイン五大氏が、ヨコハマのメリーさんに興味を抱き、色々と彼女について独自で調べるのだが、なかば都市伝説と化していたメリーさんの話は、街にはさまざまな憶測や噂が飛び交い、聞く話すべてがすべて、真実かどうかは本当のところは誰にもわからない
後世に語り継がれるような偉人でさえ、どんな思いでその時代を生き、人生を歩んできたなどわかるわけなどないのだから、それが、一般の人なら尚更である
真実は自分の心の中のみにしか存在しない
彼女の生い立ちや生き様は、本書では深くは追求されていないので、ヨコハマメリーという人物を知りたくて読むと、いささか物足りなさを感じるのは否めない
が、興味深いことも書かれている
それは、なぜヨコハマのメリーさんは、顔を真っ白に塗って街中を歩いていたのか
その大きな謎が、関係者の証言によって解き明かされているだけでも、本書を読んだ価値はあった

本書は、ヨコハマメリーさん、そしてメリーさんをモデルにした舞台『横浜ローザ』に対する五大氏の思いや情熱、愛がストレートに伝わってくる1冊
この本を読んで、益々『横浜ローザ』という舞台の虜になってしまった
いまや女優・五大路子氏の代表作と言っても過言ではなかろう『横浜ローザ』
五大氏ご本人が仰っていたが、来年も夏に公演があるという
今夏はじめて舞台を拝見した時は、ただただ五大氏の熱演に圧倒されたが、本書で舞台の裏側を拝見したので、次観る機会が訪れる時がくれば、その時は、より一層深く胸を打つことに違いない

読み終える頃には、だいぶ陽は傾いていた
窓から差し込むその日差しは、本のページをオレンジ色に染めていた…
そのなんともいえないやさしい色に包まれて、自分の3週間ぶりの休日は終わろうとしていた


【白い顔の伝説を求めて ヨコハマメリーから横浜ローザへの伝言】
五大路子・著
1050円(税込)
壮神社刊







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最終更新日  2007年08月24日 18時36分37秒
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