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カテゴリ:人
昨春、突然病に倒れて翌日には亡くなってしまった祖父は、人並みに財産を残していたが、本人自身も思いもよらなかったであろう唐突に訪れた死のためか、遺言書は無かった
それが後に醜い遺産争いに発展しようとは誰が想像していただろうか いや、ある程度は覚悟はしていたが、ここまで長引くとは思いもしなかった 祖父が亡くなって、早いもので1年半以上が経とうとしていたが、遺産相続問題は一向に解決の糸口を見出せていない それどころか、余計にこじれて泥沼化の様相を呈していた 先妻の子である母が、相談している弁護士の方に土地の権利など色々と調査していただき、おおよその分配金額をほかの相続人に提示したのだが、それを不服とした後妻とその連れ子(母からしてみれば義弟)が、別の弁護士を雇い入れ、言いたい放題の主張を繰り返して真っ向から反論 挙句の果てには、相手側が突きつけてきた書面上で“香典泥棒呼ばわり”された母 それも根拠のない話で、葬儀にかかった費用の支出は全て記録してあるから、調べれば真実なんてすぐわかること それなのに、少しでも相続に不利になるよう、そんな根も葉もない人権侵害ともとれる主張をする後妻と義弟は、欲に目が眩んだ愚かな人間としか言いようがないが、相続の話にそんな下らない話を持ち出すことを承認してしまうような相手側の弁護士もどうかと思う 「このネタは相手にとって、不利益になりますよ」 とかなんとか焚きつけているわけ? そもそも、弁護士ってなんの為にいるのさ なんだか、これじゃあ、ただ単に争いを煽っているだけのような気がしてならないんだけれど 弁護士の使命 【基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること】 社会正義の実現とは、人が社会生活を送るうえで、絶対的に自由であり平等であることを達成することをいうものと解かされており、弁護士は、この理念に基づいて誠実に活動し、 “誰もが安心して暮らせる社会”の実現に取り組んでいます (日弁連ホームページより) 今まで何回か話し合いの場はもたれたが、相手は少しでも多く取ってやろうと、ありもしない話を持ち出してきたりと、欲剥き出しなわけだから、決着がつくものもつかない 母はお金が欲しいわけではないのだが、早くに実母を病気で亡くし、その後嫁いできた後妻と義弟にいろいろと虐げられてきたので、その意地というものがあるのだろう 遺産相続のことで頭を抱えるそんな母を見ていると、胸が押し潰されそうになる 今回の件で初めて弁護士の方にお世話になったのだが、弁護士を依頼するにはそれなりの費用がかかる 前回も一括では支払うことができないので、分割払いにさせていただいたほど しかしながら、結局は話は解決できるどころか泥沼化し、母が支払った弁護士費用は水の泡… 今はご厚意で相談に乗っていただいているのだが、相手側の卑劣な遣り方といい、母はこれ以上は自分ひとりではとても太刀打ちできそうにないので、改めて弁護士の方に正式に依頼を考えている様子 しかしながら、我が家は生活にゆとりがあるほど裕福ではない 弁護士の費用を工面する為に、ついには借金をしようと本気で考えている母 なにかが間違っているよねぇ そんな世知辛く殺伐とした世の中だから、人の心は歪み、荒んでいくんだよ そういえば、たまたま今日見たドラマの中で、こんなセリフがあった 「力のない正義は無力だ」と そうですか 力があれば、なんでも許されるんですか ずいぶんと、いやな世の中になっちまったもんだねぇ いい歳した大人たちが欲剥き出しにして醜い争いを延々と繰り広げて、一体なんの意味があるのだろうか 得るお金よりも、失うもののほうが遥かに大きいと思うけどね それに気づかないほど、人を惑わし狂わせるほど、お金には魅力があるの? 当事者たちは欲に目が眩んでいるのだから、だからこそ、そこは弁護士が冷静に諭して、法律の専門家として適切な対処方法や解決策をアドバイスするのが仕事じゃないのかな まだまだ長引きそうな遺産相続問題 果たして解決する日はいつになるのだろうか 【諸悪の根源は金そのものではなく、金に対する愛である】 (英国の作家、サミュエル・スマイルズの言葉より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月13日 19時06分30秒
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