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カテゴリ:勤
開店や開業祝い、舞台やコンサートといった公演に贈る花篭や、胡蝶蘭をはじめとする鉢物などには、贈り主と贈られる方の名前が書かれた札がつけられる
以前勤めていた花屋は大手だったということもあってか、“筆耕さん”と呼ばれる字を専門に書かれている方がいたのだが、我が花屋ではそのようなスペシャリストを雇う余裕はない 印刷で字をプリントアウトすることもできるが、あいくにそのような機材も無いので、手書きせねばならない ところがだ、この札書きの仕事、皆字が汚いからという理由を挙げてやりたがらないのである となると、自分が書くしかないのだが、はっきり言って自分も字は綺麗ではない それなのに、 「字、うまいですよォ」 なんて煽てて、押し付けてくるのだから無茶振りもいいところである “豚も煽てりゃ木に登る”なんて言葉があるが、いくら煽てたところで、自分の字が綺麗になるわけないがな ただでさえ普通の字でも儘ならないのに、札に書くときは筆を使うので、これまた勝手が違う 習字なんて小学校の授業で受けただけだから、当然上手く書けるわけがない はぁ…字がうまい人がほんと羨ましい 上手く字を見せるポイントなど、そんな術は自分の腕は持ち合わせていない 筆をとると、躊躇わずに一気に書きはじめる 流れるように、とにかく勢いで書く! これあるのみ そうすると、ダイナミックに書いた文字には躍動感が生まれ、なんとなく、それらしく見えてくるから不思議である 下手は下手なりに心を込めて書き上げたので、まぁ見られなくもないか 但し、よくよく見ていると、ヘタクソな字がバレてしまうので、ぜひチラっと見るだけに留めていただきたい あくまでも主役は花なので… そこらへんお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月14日 18時57分19秒
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