|
カテゴリ:病
傍から見ると、ごくごく元気そうに暮らしているようにみえるが、自分はバセドウ病という甲状腺の病気を患っている
普段生活している分には、健康な人となんら変わりはないので、自分が病気にかかっていることは周囲には知られていないのだ 今から数年前… 病気が発覚した時は、症状はかなり進行していて、肥大した甲状腺と甲状腺癌(乳頭癌)の摘出手術、さらには放射性ヨードを用いた“アイソトープ治療”なるものも受けた 今は甲状腺ホルモンの合成を抑える薬を服用し、3ヶ月に1度の割合で通院している 本来なら、先月末に病院へ出向かなければならなかったのだが、仕事の都合で行くことができなかった 自分の担当医師の方は月曜のみ診察されているので、月曜日に休みが欲しいのだ しかしながら今月に入っても落ち着くどころか忙しさは増す一方 ストック分の薬も無くなりつつあったので、無理を言って午前中だけ時間を貰って病院へ行くことに 診察開始の40分前に病院に到着したのに、自分の番号は既に60番代だった 甲状腺専門を診る病院なだけあって、いつも混雑しているが、それにしても皆朝早くからすごい はじめに血液検査をし、その結果を見ての診察となるのだが、検査の結果が出るまでは1時間程かかり、その間は自由時間となる 外出する人もいれば、待合室で時間を潰す人もいる 自分は、たいてい読書の時間にあてているのだが、ここのところは睡眠不足なので、失礼ながら仮眠をとった うつらうつらと時間を過ごしていると、血液検査を終えてから1時間半ほどして、ようやく自分の診察の番が回ってきた 通院を初めてから、何人も担当の医師の方が変わったが、ここしばらくは初老の男性医師の方に診ていただいている で、この医師の方、毎回必ずといっていいほど、診察の際同じセリフを言う 「○年前に手術を受けたんですね」 「薬は何錠飲んでいるんですか?」 「3ヶ月に1回のペースで通院しているんですね」 それは、いかにも今日はじめて診察します…といった口振り 毎日何十人という患者さんを診ている医師の方からしてみれば、3ヶ月に1回しか通院してこない自分のことなど覚えているわけもないが、なんかねぇ… こうも淡々としていると、“先生にお任せます”という信頼関係が築けない あと、診察している最中、パソコン画面に映し出されている電子カルテと睨めっこしていて、殆どこちらに顔を向けることがないのも気になる 人を診ているというか、数値と対峙している感じ 確かに検査データは大事なのかもしれないが、事務的に診察さているような気がしてならない まぁ、もっとも、処方された薬を服用しているのに、なかなか快復の兆しが一向に見られない苛立ちが、不信感にも似た感情を抱かせてしまっている点は否めない バセドウ病の治療には長い年月を要することは理解はしているものの、それでも治療をしていくなかで、なかなか進展が見られないというのは歯がゆく感じる 現状維持ということは、よく言えば悪化していないが、逆をいえば快復にも向かっていないということ 一体なんの為に通院しているの?なんて思ってしまう そんなところに、医師の方が淡々と事務的に診察するものだから、『ほんとうに診てくれているのかな?』なんて疑ってしまうわけ こんな風に思うのは、自分のエゴイズムなのかなぁ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月13日 08時19分45秒
[病] カテゴリの最新記事
|