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カテゴリ:瞳
渋谷・道玄坂にある東急百貨店本店で催されている『ルナ・フローラ展』を見学
小麦粉や石鹸入りの粘土などを用いて作られた花の展示会ということで、何か少しでも吸収できるものがあればと思い、仕事帰りに駆けつけたのだ 時間が遅かったせいか、7階の特設会場はずいぶんとひっそりとしている あまりにも閑散としているので、ちょっと入場するのが躊躇ったほど が、折角足を運んだのだからと、小さな意を決して、入場料の600円を支払うと展示会場へと足を進めた 会場には、色鮮やかな花々のアレンジメントなどの作品が整然と飾られていた パッと見は、生花と見紛うほどなのだが、よくよく近づいてみると、艶やかさのなかにも硬さを感じさせる花びらは造花なんだと思い知らされる 生花を活ける場合は、花の顔があちらこちらに向いていたり、茎が曲がっていたりと自然そのものなので、それぞれの花を活かす方法を取るが、造花の場合は、自分の思うがままに活けることができる しかも、これらの作品は、花びらの1枚1枚から手作りをしていくので、花の表情をも自分の思いのままにすることができるのだ そして何より最大の魅力は、生花と違ってその美しさは半永久的であるということ 造花の魅力はこれに尽きると思う 約200点ちかく展示されている作品ひとつひとつに、愛情というか、作者の思いが込められているのがひしひしと伝わってくる ただ、今回、自分は初めてこういった催しを訪れただけに、数々の作品を見ただけの上辺だけをなぞっただけのような気がして、いまいち“ルナ・フローラ”の魅力に触れることができなかったような気がしてならない 沢山の作品を飾ることも大事だが、ただそれだけでは飽きてしまう 現に、はじめのうちはちょっとした感動もあり、じっくり見て回ったのだが、後半になるにつれその感情も薄れてきてしまい、流し見程度になってしまった もうちょっと作品の魅力を掘り下げるなどして、観客の足を止める展示の工夫があってもよかったんじゃないかなぁ?なんて、若輩者ながら思ってしまい、さほど広いスペースでもなかったせいか、精々30分足らずで会場を出てしまったのだった 会場の外では、ちょっとした販売コーナーが設けられていて、造花に関する様々なものが販売されていた ちょっと見て回ったのだが、これが結構なお値段 半永久的に飾ることができることを考えれば、お買い得であることはわかるのだが、自分の触手が伸びることはなかった 自由な発想を色々と拝見して楽しませていただいた 花びら1枚から手作りしていくっていうのが、凄いよね それだけに、ひとつの作品を作り上げていくのには、大変な労力と時間がかかるんだろうな、きっと 生花は生花なりに、造花は造花なりに、それぞれに魅力があるんだなぁ… と思いながら、会場を後にするのであった 【ルナ・フローラ展】 東急百貨店本店7階特設会場 4月3日(木)~8日(火)まで 入場料600円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月19日 10時20分51秒
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