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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年04月11日
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読みかけの小説の頁から目を離すと、しばし外の風景に目を遣った
車窓から見えるのは、のどかに広がる田園風景
青々とした緑のなかに、目にも鮮やかな黄色い菜の花が花を咲かせている
その向こうには、山並みの姿も見える
今、自分は、群馬へと向かう電車に揺られている
かれこれ、2時間ちかくは乗っているだろうか
当初の計画では既に目的地の駅へと到着していてもおかしくない時間なのだが、事故の影響で列車のダイヤが大幅に乱れていたのだ
まぁ急ぐ旅でもなし、こういった時でないと本を読む時間もないんだからと、のんびりと構えていた

今日は仕事は休み
どこへ出かけようかと思ったとき、数日前に読んだ新聞記事を思い出した
それは、群馬県にある北部運動公園で、芝桜の花が見頃を迎えているというものだった
芝桜ごときで?と思ったのだが、記事によると、その北部運動公園では本州最大級の100万株もの芝桜を楽しむことができるとのこと
それはこの目で確かめるしかないでしょ!と、群馬行きの電車に飛び乗ったというわけ

13時すぎに、ようやく下車駅である太田駅に列車は到着した
長閑な風景のなかを走ってきたので、さぞかし心寂しい場所なのかと思いきや、駅は大きくて立派だし、ホームから見る太田の街はだいぶ拓けていて、想像していた風景との食い違いに少々戸惑いを覚えてしまったほど
改札口を出ると、南口へと向かった
下調べでは、駅の南口から北部運動公園まで、シャトルバスが出ているということだったので、それを利用するためだった
が、そこに、まさか落とし穴が待ち構えていようとは思いもしなかった
シャトルバスの時刻表を見ると、なんと1時間に1便しか出ていないことが判明
しかも、そのバスは10分前に出発したばかりだったのである
なぬぅぅぅぅ!!
次のバスを待つために、50分もここで足止めは喰らいたくない
歩いていくか?
と思ったのだが、バスの運行表を見てみると、駅から北部運動公園まで所要時間は30分と書かれている
バスで30分かかるんだったら、徒歩ではどれくらいかかるんだ?
1時間以上はかかるってことか?
それなら、次のバス待ってたほうがいいじゃん

下調べしたつもりだったが、バスの本数までは確認しておらず、想定外のことが起きて、暫し呆然…
とりあえず太田駅に戻ることに
駅周辺の案内板を見たのだが、北部運動公園の文字は無い
それだけ、駅から離れた場所にあるのだろう
さて、どうしようか
次のバスまで待つ!?
いや、タクシーに乗ろう!
ということで、北口ロータリーの前に停まっていたタクシーに乗り込んだ
「北部運動公園まで」
そういうと、タクシーの運転手は、「芝桜を見にいかれるんですね」と言い、車をスタートさせた

駅前の商店街を走り抜けていくなか、自分は、所要時間とだいたい料金はどのくらいになるかを訊いた
バスで30分かかる距離だったので、ちょっと不安だったのである
すると、タクシーの運転手は、スムーズに行けば時間は15分程で、料金は2000円程度だと答えた
今日は平日なので道は空いているが、土日ともなると、芝桜を見に訪れる観光客の車で大渋滞が起こり、週末は大変なんだとか
今日が平日でヨカッタ…なんて変な安堵感を覚えたのだが、シャトルバスで行けば片道200円で済んでいたので、そう考えると10倍もの出費である
この出費はイタイなぁ
まぁ悔やんでみたところで仕方ないので、車窓から太田の街並みを楽しんでいた
市街地を抜けると、だいぶのどかな風景が広がってくる
細い流れの八瀬川沿いには、すでに散ってしまってはいたが、桜並木が続いている
咲いていれば綺麗なんだろうなぁ…と景色を見過ごしていると、タクシーの運転手が「あれが、そうですよ」
と、声を掛けてきた
見ると、前方に見える小高い丘の斜面が見事なまでにピンク色に染まっている
「あれが本州一の芝桜かぁ」
なんて、自分が声に出すと、それを受けて、タクシー運転手が
「日本一の芝桜はどこだと思いますか?」
なんて、唐突にクイズを出してきた
さては、駅から運んでくるお客さんに同じこと言ってるな?なんてことを思いながら、考えてみた
ここ群馬県の北部運動公園が本州一なんだから、残すは北海道・四国・九州・沖縄のどこか
う~ん、どこなんだろ?
お手上げということで答えを訊くと、北海道なんだそう
ほほぅ…それは勉強になりました

芝桜咲く“憩いの丘”
2300円の支払いを済ませタクシーを降り立つと、係員の方からチラシを受け取った
“第25回全国都市緑化ぐんまフェア”と題された催しは、前橋公園・高崎・伊勢崎といった群馬県の各地で開かれており、今日訪れたおおた(太田)会場は、本州最大と云われている100万本もの芝桜を楽しむことができる
手渡されたチラシには会場の案内図が書かれているので、それを頼りに、まずは憩いの丘へと向かう
「うわっ!」
眼の前には、鮮やかな世界が広がっていた
緩やかな傾斜の斜面に、濃淡のピンク、白といった芝桜が植えられていて、地を覆うようにして咲き競っているその景色は、さながら春色の絨毯を思わせる
ピンク色に染まっている大地を見ていると、地球が春の訪れを歓喜しているように感じられる
また、それとは正反対に、白い芝桜が植えられているところは、雪がうっすらと降り積もったような風情を思わせ、躍動と静寂の2つの表情を楽しむことができる
芝桜は草がモサッとしていて、店で商品として取り扱っている立場から言わせてもらうと、手入れが大変なのであまり好きではないのだが、こうして見ると綺麗やねぇ
時折吹く風が、わずかに樹に残っている桜の花びらを運んでくるので、花びら舞うなかでの芝桜鑑賞という、なんともオツな演出をしてくれた

芝桜咲く“見晴らしの丘”中央広場を挟んであるのは、見晴らしの丘
名前の通り、見晴らしのいい斜面に芝桜が植えられている
ピンクの芝桜は見頃を迎えているが、白い芝桜は、まだ5分咲きといったところだろうか
でも十分に鑑賞には堪えうる
春色の芝桜に、気持ちがいいほどに青く澄み渡っている空
見ているだけで清清しい気分になってくる
春だなぁぁぁぁぁ~

正直言って本州最大の100万本の芝桜と聞いて、さぞかし凄いスケールなのかと思っていたが、考えてみたら、芝桜の1株自体がそんなに大きいものではないから、こんなもんだよね
あまりにも期待していくと、肩透かしを喰らうかもしれない
それでも、いざその現場に佇んでみると、その華絵巻は圧巻
遠路遥々訪れた甲斐はあったかな!?







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最終更新日  2008年04月16日 15時26分00秒
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