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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2008年05月07日
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やはり、右足の痛みは昨日より増していた
いつもは血管が浮き上がっている足の甲も、赤く大きく腫れ上がっている今は、腫れのなかに血管が埋もれてしまいその姿を見ることはない
足の甲、関節、そして踝の反対側のあたりが尋常ではないほど腫れている
痛風になるたびに足の甲のあたりが腫れるが、こんなに酷い腫れは初めて
まるで化け物のような足をしている
パンパンに腫れ上がった足は、自分が持っているスニーカーの中でも、余裕があるサイズのものですら足を通すことができない
しかたなく、職場へはサンダルで行くことにした

たとえ足を痛めていようと、仕事はこなしていく
市場へ花を仕入れにもいくし、立ち仕事もする
ジッとしていても痛いんだったら、まだ動いていたほうが、気が幾分かは紛れるのだ
それにしても、外に出ると、周囲からの視線を痛いほど感じる
右足を庇い、顔を苦痛に歪めながら必死に歩く自分の姿が、よほど不恰好、いや滑稽に見えるのだろうか
自分とすれ違う多くの人たちは、まず、足元を見て、そして顔の方に視線をあげ、また足元のほうへと視線を落とす
なかには露骨にジロジロと見てくる人もいる
見せモンじゃねぇよ!
と、内心で思いながらも、気づかないフリをして、一歩一歩確実に小さな歩みを進めていく

忙しかったが、ず~っと気を張っていたせいか、なんとか今日一日仕事を終えることができた
痛い足を引きずりながら、あちこち歩き回ったせいか、右足の痛みはピークを迎えていた
痛風独特のなんともいえない刺すような痛みが、右足を襲う
あぁ…もう一歩も歩きたくない…
事務所のデスクの椅子に腰を下ろすと、深く大きな溜息が洩れた

「痛風」は、読んで字の如し、“風が吹くだけでも痛い”というだけあって、ちょっとでも何かに触れるだけで物凄い激しい痛みが走る
自分の場合、歩くとき、右足は踵だけを着地させる
なので、重心を踵だけに頼っているせいで、一日を追えると、踵にものすごく疲れと痛みを覚える
おかげで踵の角質層はガチガチに硬くなる一方
それだけではない
当然のことながら右足を庇いながら歩くので、フォローする左足にも負担はかかるし、前傾姿勢気味なので腰にも負担はかかる
苦痛に顔を歪めて歩くせいか、眉間のあたりの筋肉は疲れるし、さらには痛みを堪えるために、歯を食いしばることもしばしば
身体のあちこちに支障をきたすのだ

今日は仕事が早く終わったので、すぐに帰宅して、就寝しようと思った
心身ともに疲れていたからである
しかしながら、右足が言うことをきかない
自分の意識では、右足を前へ…と指令しているのだが、足が一歩を踏み出そうとしないのである
痛さのあまり、行動を起こす伝達の回線が遮断されてしまったのだろう
しかたなく、左足1本で片足飛びすること
車の運転もオートマ車は、アクセル、ブレーキペダルともに右足で踏み込むので、正直言えば辛いのだが、踵や踏み込んでもなるべく痛くない箇所を探りながらハンドルを握っている
それでも、足裁きは普段のときよりは格段に劣るので、スピードも出さないし、急ブレーキを掛けることもないように、車間距離をあけて安全運転
自宅には20時前には到着した

もう右足は酷いことになっていた
もはや、力を入れることすらできない
立ち上がることができないので、家のなかでは赤ん坊のように四つん這いになって歩く
さて問題は、2階にある自分の部屋にどうやって行くか?ということ
当然のことながら階段を2本の足で上がることはできない
左足だけで片足飛びしようかとも思ったが、万が一踏み外したことを考えると、恐ろしくてそれはできない
考えた末、階段に跪いて、膝で一段一段上がっていくのだった

息絶え絶えになんとか自分の部屋に辿りつくと、安堵感からなのか、それとも症状が益々悪化しているのか、痛みで悶えてしまった
それでも、寝てしまえばなんとかなるだろうと、就寝することに
……………
寝れない
そう、右足の痛さのあまり、眠りにつくことができないのである
考えてみれば、普段は日頃から寝不足気味でつねに眠いはずなのに、今は眠気より痛みの方が勝っているのだ
なので、身体は疲れているので早く眠りたいのだが、意識のほうがそうはさせてくれないのである
とりあえず、部屋の明かりを消した
仰向け、うつ伏せ、右左と、身体の向きを入れ替える
……………
「痛ぁぁぁい!!」
ダメだ
痛すぎて寝れない
仕事している最中は気が紛れて、痛みも分散できるが、寝ようとすると痛風の痛みだけがダイレクトに襲ってくる
いっそのこと寝るのは諦めて、本でも読むか?
いや、こんな状態で本読んでも、話の中身が頭のなかに入らないだろう
布団のなかに入っていれば、いつかは眠れる筈

阿鼻叫喚しかし、その後も眠りにつくことはできなかった
21時…
22時…
23時…
痛みで悶えるなか、時間だけが無情に過ぎていく
「アァ~!」
「ウゥゥ!」
「ハァ…ハァ…(荒い息遣い)」

隣家の人が聞き耳を立てていたら、変に思われるだろう声を上げる
阿鼻叫喚!
生き地獄!

辛い、辛いよ…
このまま夜が明けるまで悶え苦しむのだろうか
「ああぁぁ!痛~ッ!!」
暗闇の部屋に自分の声が轟いた


【阿鼻叫喚】
悲惨な状況に陥り、混乱して泣き叫ぶこと
(辞書調べ)







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最終更新日  2008年05月12日 08時56分30秒
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