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カテゴリ:瞳
“東京で初雪が観測された”
と、夕方の報道番組がトップニュースで報じていたが、全然気づかなかったなぁ 今日は日中、朝早くから出歩いていたけれど、自分の眼には雨にしか映らなかった 見逃したのかな? それにしても今日は一段と寒い 雨も一日中降ってるしね… そんな冷たい雨が降るなか、夜は、上野にある東京文化会館へと足を運んだ なんと、バレエを観賞するのである う~ん… さすがはバレエの鑑賞という事で、いらっしゃる方々からはハイソサエティーな香りがプンプンしますワ 自分、場違いやな… 若干肩身の狭い思いをしつつ、いそいそと自分の席へとついた S席とは言いつつも、1階席のかなり後方 でも客席がすり鉢状になっているから、遠いながらも舞台が見渡せて、すごく良い感じ 開演時間が10分遅れるとのアナウンスが入り、手持ち無沙汰気味だった自分は、席に着く前に購入しておいたパンフレットに眼を通した 今日観る演目は、東京バレエ団創立45周年記念公演『眠れる森の美女』 薔薇の庭園で繰り広げられる、華麗なファンタジー 2006年の初演時、バラの香り溢れる軽やかで美しい舞台が話題を呼んだ、ウラジーミル・マラーホフ版「眠れる森の美女」の待望の再演 主演のオーロラ姫とデジレ王子はWキャストになっていて、今日自分が観るのは、吉岡美佳氏と後藤晴雄氏のコンビ 本作品を演出・振付し、尚且つデジレ王子を務めているウラジーミル・マラーホフ氏は、今日は悪の精カラボスを演じるとのことで、話題を呼んでいる 2009年はじめての舞台観賞は、初めてのバレエ観賞と、初めてづくしで幕は開いた… 幕が開いた瞬間、眼に飛び込んできたその華やかな世界に、一瞬にして心を奪われてしまった 薔薇の庭園の美しいセットに、鮮やかな色彩の衣装に身を包んだ演者たち 明るく、美しく、楽しく、甘く… まるで動く絵本を見ているような感じ この世界観、好きだなぁ オーケストラによる旋律のなかで、しなやかな肢体から繰り広げられる業の数々 ただただ眼を瞠るばかり 初めてバレエを生で見るのだけれど、ホント凄いね 凄いって一言で片付けちゃいけないんだろうけれど、「凄い」としかいいようがない で、主演を務める吉岡氏と後藤氏の華麗なる肢体を見て、さらにビックリ 同じ人間とは思えないほど、その美しさは超絶していた ただただ見惚れてしまった… また言っちゃうけれど、いやホント凄いワ 悪の精カラボスを演じるウラジーミル・マラーホフ氏は、表現力がとても豊か 妖しさ、儚さをしなやかな姿態で巧みに演じていた ただ、踊りの場面が無く、プリンシパルとしてのマラーホフ氏の姿が拝めなかったのは、ちょっと残念だった 歌もセリフもなく、ただ踊りだけで物語が展開していくので、ストーリーが頭の中に入っていない自分としては、何を表現しているのかチンプンカンプン!? 自分のなかでイマジネーションをかなり膨らませないと、世界観から置いてけぼりを喰ってしまう感は否めなかったが、自分はバレエ観賞初心者なので、この際ストーリーを理解するのは諦め、目の前で繰り広げられる華々しいシーンを純粋に楽しんだ 初めてのバレエ観賞だったが、作品にも恵まれたのか、想像以上に楽しむことができた 拍手するタイミングは独特だし、掛け声は「ブラボー!」って言うんだね 色々な意味で新鮮だったし、興味が尽きなかった ちょっとだけ、バレエの世界にも興味を持ち始めた今日この頃である 東京バレエ団創立45周年記念公演 ウラジーミル・マラーホフ振付 『眠れる森の美女』 全3幕 プロローグつき 東京文化会館 1月8日(木)・1月10日(土) 主演/オーロラ姫…吉岡美佳/デジレ王子…後藤晴雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月19日 10時30分18秒
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