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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2009年02月23日
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2006年の3月、祖父は他界した
具合が悪いからと、病院に向かうためにタクシーに乗ったところ、車内で意識が無くなり、そのまま意識が戻ることなく、搬送された病院で翌日息を引き取った
享年91歳
「百歳まで生きる」というのが口癖だった祖父の死は、あまりにもあっけなく、そして唐突なものだった…

大病らしき病気を患ったことのなかった祖父は、自分に訪れるであろう死を、まったく予知していなかったのだろう
その証拠に、遺言状は残されていなかった
このことが原因で、遺産相続争いが起こった
祖父は、決してお金持ちではなかったが、いくつかの土地を所有していた
その土地をめぐり、相続人たちによる醜い骨肉の争いが展開されたのである
祖父は3度結婚しており、一番目の妻との間に出来た子供、二番目の妻との間に出来た子供(我が母)、三番目の妻(現妻)、そして三番目の妻の連れ子(養子)と、相続人は4人
問題なのは、三番目の妻と、その連れ子である
この2人が金の亡者で、すこしでも自分たちの遺産の分配が多くなるよう、あれやこれやと文句をつけてくるのだ
相続人たちによる話し合いの場が何回ももたれたが、その都度話は平行線を辿るばかり
無駄に月日だけが流れていった

犬神家の一族
相続人の一人である我が母は、お金に執着しているわけではない
それは一種の意地のようなものだった
母の実母は、若くして亡くなってしまった
そして祖父は、子持ちの女性を後妻として迎えたわけだが、後妻と連れ子にしてみれば、自分とはまったく血が繋がっていない娘(母)など可愛いはずもなく、多感な時期を迎えていた母は、継母と義弟に疎ましく蔑まされ、だいぶ虐げられて育ってきた
そんな長年耐えてきた仕打ちと、血の繋がりを賭けて、真っ向から対立しているのである

そして、祖父が亡くなってから3年ちかくが経ち…
いくら話し合っても一向に埒が明かないので、結局は母が譲るかたちで遺産相続問題は解決した
でも、それでいいと思う
母が今まで味わってきた苦労を考えたら、決して納得のいく結果ではないのかもしれないが、そもそも祖父の遺産を当てにしていたわけではないし、最低限、自分たちの住まいの場所さえ確保できれば十分じゃないかな
それよりも、そんな親でも子でもない、義理の母や弟たちとは、問題を解決して早く縁を切ったほうがいいでしょ
こうして、3年という長きに渡り繰り広げられた遺産相続争いに、ようやく終止符が打たれた
弁護士に費用を支払ったりして、最終的に手元に残ったのは、わずかなお金だけであった

祖父は良く言えば自由気まま、悪く言えば自分勝手な人で、生前は周囲の人に迷惑ばかりかけていたけれど、死して尚も迷惑をかけるとはね
遺言状さえ残しておいてくれたら、ここまで揉めることはなかっただろうに…

それにしても、人間って、ここまでも愚かに、そして醜くなれるものなのだろうか?
金に目が眩んで、親族同士でいがみ合い、憎しみ合う
それほどまでに、お金は人々の心を狂わすのだろうか?
遺産相続で結果的に得るものよりも、たくさん嫌な思いをし、傷ついて、失うもののほうが遥かに多かったような気がする







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最終更新日  2009年02月26日 11時44分05秒
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