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カテゴリ:瞳
今年2月、生まれて初めてピアノコンサートの公演に行った
以前から興味があったピアニスト・熊本マリ氏のコンサートで、価格がリーズナブルだったということもあってのことだったが、結果は大満足なものだった そこで、またピアノのコンサートに行きたいと、密かに思っていたところ、その思いは意外と早く叶った… 東京芸術劇場 心のリフレッシュコンサート・第3回公演 『イングリッド・フジコ・ヘミング 動物愛護チャリティコンサート』 東京芸術劇場が催している、この“心のリフレッシュコンサート”は、帰宅時のラッシュアワーを回避し、癒しのひと時を過ごしてもらいたいという願いからスタートした 第1回、第2回ともに完売となっている人気の高い公演 (公演詳細より) このコンサートを選んだ最大の理由は、ピアニストのイングリッド・フジコ・ヘミング氏 以前、テレビ番組に出演されていたのを拝見したのだが、その人物像にとても強く惹かれるものがあり、いつか生の演奏を聞いてみたいと思っていたのだ 今日、その思いが実現されることとなった 池袋にある東京芸術劇場 コンサートが行われる大ホールは、3階席まである広い会場 だが、今回の公演のチケットはすべて完売したという そのことからも、イングリッド・フジコ・ヘミング氏の人気ぶりが窺がえる 会場に詰め掛けた大勢の観客の列に並び、ようやくホールに入る 舞台上には黒いピアノ、そして華やかな花が活けられていた 装花は、華道家・假屋崎省吾氏の作品で、シンビジューム、オンシジュームといった蘭に、小手毬の枝が活けられていて、いかにも假屋崎氏らしい雰囲気に仕上がっている そんななか、水色の衣裳を身にまとって登場した、イングリッド・フジコ・ヘミング氏 とにかく、オーラが凄い! うまく言葉では説明できないのだが、並々ならぬ存在感に圧倒された 人から、こんな強いパワーを感じたの初めてかもしれない さてさて、コンサートはというと、とっても素敵だった 紡がれていく旋律に、心の底から陶酔した ベートーヴェン「月光」、ショパン「別れの曲」、バッハ「主よ人の望みの喜びよ」、ブラームス「ワルツ」など、自分が大好きな曲ばかり 静かでゆったりとした曲のはずなのに、一人興奮している自分は、胸が高鳴る気持ちを押さえ込むのが必死だった が、しかし、実はコンサートの途中で眠ってしまった… 決して退屈だったわけではない ピアノの旋律があまりにも心地よいものだったので、ついつい眠気に襲われてしまったのだ しばらくは堪えていたのだが、自分の中で記憶がところどころ飛んでしまっているので、知らず知らずのうちに寝てしまったよう 言い訳がましいかもしれないが、それだけ、リラックスしていたということに違いない 睡眠不足のときに、ピアノのコンサートはオススメできません 瞬く間に時間は過ぎ、あっと言う間にすべての演奏が終了 イングリッド・フジコ・ヘミング氏が万雷の拍手に包まれるなか、舞台上の花を活けた假屋崎氏がシンビジュームの大きな花束を抱えて登場するというサプライズあり チケットには、“通常の公演より短い演奏時間を予定しています”と書かれていたが、休憩を挟んでの2時間30分弱、素敵で優雅なひとときを送ることができた ほんと、癒されました おかげさまで、自分の汚れた心は、かなりリフレッシュできたように思います さて、今回のコンサートは『動物愛護チャリティコンサート』と銘打たれている イングリッド・フジコ・ヘミング氏は、米国同時多発テロ後の被災者救済のために1年間のCD売り上げ印税を全額寄付したり、アフガニスタン難民のためにコンサート出演料を寄付するなど、援助を行っているかたわら、動物愛護者としても有名で、動物愛護活動に並々ならぬ情熱を傾けている 今回のこの公演のチケットの一部は、認定NPO法人「日本アニマルトラスト」、特定NPO法人「ねこの代理人たち」にそれぞれ寄付されるとのこと 自分はS席のチケットを購入したのだが、チケット代金6000円のうちの2000円が寄付に当たるのだそう 微力ながら、何かのお役にたてたら幸いです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月22日 17時37分13秒
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