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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2009年10月01日
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カテゴリ:
9月30日(水)の日記

スタッフの一人
周りからは信頼を置かれていて、上司の受けも良い
何事に関しても嫌な顔ひとつ見せないところに、彼の評判の良さがあるのだろう
頼まれた事には「NO」と言わない彼
そんな調子だから、うまい具合に利用されていることも間々あるようだ
かく言う自分もそのうちの一人で、彼に頼りきっている所があった

自分の元に、一人のスタッフが来た
それは、常日頃から不平不満ばかり口にしている奴
何を言い出すのかと思えば、内容は、評判がいいスタッフの事
「表面は良いけれど、陰では…」
と、思わせぶりな口調
要は、猫を被っていると言いたいらしい
それを聞いて、正直言って、自分のなかで多少なり彼に対する失望感が生まれた
けれども、彼も一人の人間である
不平や不満を抱くことは当然のこと
なぜ今になって、そんなことに気づいたのだろう…

周囲も自分も含め、面倒な仕事は彼に任せてきたところがある
彼なら嫌な顔ひとつせず、快く請けてくれるので、いつの間にかこちら側に甘えが生じていたのだろう
それに対して彼は、内心では嫌だと思いつつも、生まれ持っての性格ゆえなのか、感情を表に出さずにいた
自分の本意を押し殺していた彼は、一体今までどういう思いをしていたのだろうか
そんな事とは露知らずにいた自分は、本当の素顔を見せなかった彼に、申し訳ない思いを抱くとともに、相反する感情を抱きながらも平然としていられることに、薄ら寒いものも同時に感じていた

能面
しかし、よくよく考えてみれば、人間誰しもが表と裏の顔を持ち、それを状況に応じて上手く使い分けている
“顔で笑って、心で泣いて”ではないが、自分の感情を胸に仕舞い込むことは多々ある
思っていることとは裏腹な事を、平気な顔して口にすることもしばしば
そう思ったら、彼のこともごくごく当たり前なこと
ただ、今までがあまりにも良い人すぎたので、こちら側の都合がいいように、勝手な人物像を作り上げてしまったのだろう

今回の件に関しては、直接彼に真意を訊ねたわけではない
あくまでも、彼のことを快く思っていないスタッフが、彼の評判を下げる目的で、自分に吹聴してきたもの
けれども、そのことで気づかされた
これからは、彼の考えも尊重しないと…

ふと見ると、彼は、いつもと変わらない調子で仕事をしている
「何か手伝えることありますか?」
普段どおりに、彼が声を掛けてきた
あまり気分が良くない話を聞かされたばかりの自分は、多少なり影響されているのか、“内心はどう思っているのだろう?”と、勘繰りながら、彼と対話した
あぁ…こんな事を考えてしまう自分は、なんて愚かなのだろう
相手の心のなかを探りながら会話するのは、疑心暗鬼に陥る
彼が本当のところどう思っていようとも、こうして率先した態度を取ってくれるのであれば、自分は変わらぬ姿勢を今後も取り続けるだろう
そんなことを思いながら、彼に悟られることなく平然とした顔をしたまま、仕事を任せる自分も、ある意味、表と裏、偽りの顔を見せているのかもしれない

表の顔、裏の顔…
どちらの顔がこちらに向いているのか
それは、当の本人にしかわからない








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最終更新日  2009年11月03日 00時07分12秒
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