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カテゴリ:病
自分は『バセドウ病』という持病を抱えている
バセドウ病とは、甲状腺自己抗体によって甲状腺が瀰漫性に腫大する病気のこと 全身の新陳代謝を高める“甲状腺ホルモン”が必要以上につくられてしまうため、このホルモンの異常高値によって代謝が異常に活発になり、心身に様々な影響を及ぼす その症状は実に様々だが、自分の場合は、甲状腺腫大、体重減少、発汗過多、指先の震えなど このバセドウ病は、当人はなかなか病気と気づくことができない かく言う自分もバセドウ病という病気があることを知らなかったので、忙しいから痩せ、大量にかく汗はただの汗っかきだと思っていた さすがにモノをしっかりと持てないほど震える指先はおかしいとは感じていたものの、まさか自分が病気に侵されているとは夢にも思わない そんななか、仕事を通じてお会いした方で、「自分と症状が似ている」と病院を紹介されて、自分がバセドウ病であることが判明した 偶然にも教えてくださった方が、バセドウ病を持病に抱えていたのである その方と出会うことがなかったら、病気が発覚することはなかったかも知れない とはいえ、もう何年も病気と知らずに生活を送っていたので、症状はかなり進んでいた 検査の結果、癌の腫瘍も見つかり、肥大した甲状腺と腫瘍を摘出 その後の経過は著しくなく、アイソトープと呼ばれる放射線治療もおこなった バセドウ病はなかなか完治することが難しい 甲状腺ホルモンが正常に働いているか経過を診る必要がある 病気発覚から数年が経ち… 自分は今でも甲状腺ホルモンを抑える薬を服用し、3ヶ月に1回都内にある甲状腺専門の病院に通っている 今日は、その通院日 まず血液検査を行い、その結果を見ながらの診察になるのだが、経過はあまりよくないらしい TRAb(抗TSHレセプター抗体)の数値が高いというのだ それは基準値の約20倍! 担当医師の方によると、このままの状態が続くようであるならば、手術やアイソトープ治療を再び視野に入れないといけないとのこと とりあえずは、今まで通り薬の服用を続け経過を見るそう 言われる通り、薬の服用を続けているのに、良い方向に向かうどころか、芳しくないことを知り、かなり凹んだ 自分では自覚はあまり感じられないものの、身体そして血は正直なんだね けれども自分は、病気に関しては薬を飲むことしかできない 今はただ、経過がよくなるように願うだけ… 【抗TSHレセプター抗体】 甲状腺を刺激する自己抗体 (体に異物が入るとこれに対抗する抗体が作られるが、稀に自分の細胞やその成分を異物と勘違いして抗体ができてしまう。それを自己抗体と言う) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月26日 11時32分46秒
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