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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2009年12月10日
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毎年、紅葉のライトアップを楽しんでいる、駒込にある六義園
今年も足を運ぶ
早い時期に行こうと思いつつも、いつもギリギリになってしまう
よって、自分が訪れるときは、紅葉の彩りもだいぶ褪せている
今年はそれが特に顕著に現れているような気がした

染井門から入ると、いつもは色鮮やかな紅色が視界に飛びこんでくる紅葉が、頼りなさそうな細々とした枝を剥き出しにしていた
葉はすでに散ってしまったようだ
水面に映えるようにして枝を張り出している紅葉の木々も、すでに落葉していて、見るも寂しいかぎり
暗闇のなかに漠然と浮かび上がる色の無い風景は、すでに秋の名残りすらなく、なんとも寒々しい
折りしも今日は冷え込みが厳しいので、身体を縮こまらせて歩を進めた

六義園の紅葉 朱く燃える空
とうに見頃を過ぎていることに落胆の色を隠せない
それでも園内には、いくつか色鮮やかな紅葉もまだ存在していて、楽しむことができた
ライトに照らされて、闇夜に映えるその姿は、なんとも幻想的
なかでも、まるで空を覆い尽くすようにして、空一面を紅く染めあげた紅葉の光景は圧巻
その美しさに、寒さも忘れてしばし見惚れた
日本の秋は美しい
秋の色、好きです


抹茶と和菓子
歩き回っていると、ついつい寄ってしまうのがお茶屋
吹上茶屋で、お抹茶と和菓子のセット
赤い毛氈が敷かれた長椅子に腰掛けて一休み
薄茶の温かさが、冷えた身体に優しく沁みわたる
日本庭園の眺めもいいし、なんだか、まったりしてます

そろそろ12月も半ばちかく
晩秋のひととき
季節を感じ、季節を楽しみ、季節を惜しむ
そんな夜です…







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最終更新日  2010年01月19日 18時59分58秒
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