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カテゴリ:舞
過酷な運命に翻弄されながらも己の信じる道を歩み続けた天璋院篤姫
2008年にNHK大河ドラマで放送され、大きな反響を呼んだ その作品、宮尾登美子原作『天璋院篤姫』が明治座で舞台化された 明治座2月公演『天璋院篤姫』 薩摩・島津家から徳川十三代将軍・家定の正室となった篤姫 その聡明さから大奥はもとより表の政治にも影響を及ぼす存在となっていく 夫・家定とのあまりにも短い夫婦関係、公武合体により降嫁してきた和宮との嫁姑の確執など、様々な苦悩を乗り越えながらも、ひたすら前に歩み続ける篤姫 徳川三百年の崩壊という歴史の渦の中を生き抜いた篤姫と、篤姫をめぐる人々の姿を壮大に描く華麗な歴史絵巻 (作品紹介より) 大河ドラマにハマッたわけでもなく、さして篤姫に関心があるわけでもない自分 けれども、舞台を通して見た篤姫のその波乱に満ちた生涯は、強く惹きつけられるものを感じた 次々と襲いかかる試練の数々… それでも決して屈することなく、己の信念を貫き通す生き様は、生ぬるい自分に対するメッセージのように受け取れ、“このままではいけない…”と自分のなかで何かが弾けたような気がした 篤姫が度々口にする言葉 「女の道は、前へ進むしかない、引き返すのは恥でございます」 女に限らず、男も前へ進むしかないのである 天璋院篤姫を演じた内山理名氏をはじめ、共演者には芸達者なベテランから若手実力派といった多彩な顔触れが揃った今回の作品 篤姫の生涯を3時間弱にまとめているので、若干忙しない印象は否めないが、歴史に疎く関心もさほど寄せていない自分でも十分に楽しめた 明治座2月公演 『天璋院篤姫』 2月4日(木)~24日(水)まで 出演/天璋院篤姫…内山理名/島津斉彬…西岡徳馬/皇女和宮…遠野あすか/しの…小林綾子/本寿院・お幸の方(2役)…秋野暢子/滝山…高橋かおり/勝海舟…国広富之/幾島…香寿たつき/徳川家定…今拓哉/庭田嗣子…山田スミ子 ほか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月23日 16時45分25秒
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