1106569 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

芍藥の歌

芍藥の歌

カレンダー

サイド自由欄

当ブログは
『人気ブログランキング』
『にほんブログ村』
にお世話になっております
今後ともご愛顧の程、
宜しくお頼み申し上げます

人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ

天使とポピー

あゝ平凡なる
我が人生に幸あれ


◆次回予告◆


カテゴリ

カテゴリ未分類

(34)

(50)

(46)

(72)

(98)

(92)

(27)

(105)

(99)

(71)

(38)

(36)

(38)

(22)

(65)

(79)

(43)

(109)

(37)

(62)

(79)

(46)

(75)

(37)

(54)

(90)

(89)

フリーページ

山村美紗サスペンス


マラッカの海に消えた


京都・グアム島殺人旅行


伊勢志摩殺人事件


清少納言殺人事件


十条家の惨劇


京都花見小路殺人事件


水仙の花言葉は死


骨の証言


京都紅葉寺殺人事件


京料理殺人事件


その日、あなたは死亡し…


宵桜殺人事件


京都・沖縄殺人事件


愛人旅行殺人事件


針供養殺人事件


京都白梅寺殺人事件


流れ橋殺人事件


京都西陣殺人事件


花嫁衣裳殺人事件


死ぬ前に電話を!


赤い霊柩車


死の誕生パーティ


京都離婚旅行殺人事件


時代祭に人が死ぬ


愛のメッセージ


スターガザールの殺人


京都三船祭り殺人事件


恐怖の賀状


京都島原殺人事件


消えた配偶者


越前海岸殺人事件


福寿草の殺意


アメリカ人の遺書


黒百合の棺


芙蓉の花は血の色


三十三間堂の矢殺人事件


京都化野殺人事件


夏の密室殺人事件


京都堀川陣屋の殺人


呪われた密室


華やかな復讐


長崎殺人物語


二つの墓標


山茶花寺殺人事件


京都恋供養殺人事件


彼岸花が死を招く


故人の縊死により


聰明な殺意


竜の寺殺人事件


十二秒の誤算


京都詩仙堂殺人事件


愛の飛鳥路殺人事件


危険な遊び


雛祭り殺人事件


京都・神戸殺人事件


京都やすらい祭の殺人


双子の棺


冷泉家の羽子板


坂本龍馬殺人事件


京舞妓殺人事件


盗まれたエメラルド


孤独な証言


偽装の回路


京都不倫旅行殺人事件


京都花の艶殺人事件


毎月の脅迫者


くらやみ祭に人が死ぬ


京都顔見世殺人事件


恋の寺殺人事件


呪われたルビー


楊貴妃殺人事件


死化粧は菊の花


哲学の小径の少女


京都大原殺人事件


胡蝶蘭殺人事件


平家伝説殺人ツアー


人形寺殺人事件


京菓子殺人事件


死人が夜ピアノを弾く


京都鴨川殺人事件


ツタンカーメン王のえんどう豆


あゝ華麗なる観劇記録


愛しの1996年


華やかな1997年


絢爛たる1998年


2010年03月27日
XML
カテゴリ:
穏やかな陽気に包まれた午後の昼下がり
某駅前にある商店街を、当てもなくブラブラと歩いていた
そこの商店街は、いかにも昭和の時代を感じさせるレトロ感が漂っていた
おふくろの味的な料理がたくさん並んでいる惣菜屋、自分の眼にはどうみてもガラクタとしか思えない怪しいものばかり並んでいる骨董屋、まだ昼過ぎだと言うのに常連客で賑わっている大衆酒場…
それから、煎餅屋、豆腐屋、宝飾品店、洋品店など、良くも悪くも時代に取り残されたような古い店が軒を連ねている
その古臭さが自分は気に入って、懐かしい匂いを手繰るようにしてワクワクしながら見て回った

セピア色のクリームソーダ
そんななか、一軒の店が目に留まった
かなり年期の入った店構え
店の前に置かれたショーケースを見ると、どうやら甘味処のようだ
あんみつ、パフェ、プリン、おにぎり、焼きそば…
まるで埃でもかぶっているかのように薄汚れた食品サンプルたち
クリームソーダにいたっては色が焼けてしまい、セピア色をしたそれは、もはやクリームソーダではなくなっている
その廃り具合が長い年月を物語っているかのように思えた
店に入るにはちょっと躊躇ってしまうような空気感が漂っていたが、歩き疲れていたし、それよりもこの店に何故か心惹かれるものを感じ、恐る恐るガラス戸を開けた

甘味処ということではあったが、店のなかは下町の定食屋といった感じだった
それにしても古臭い!
いや、年期が入っているといった方が正しいのだろうか
木目調のテーブルに、薄い革が張られただけのパイプ椅子…
壁は長年の月日の味が滲み出ているのか、茶色に焼けている
飾り棚には、鮭を銜えた熊の木彫りの置物があるかと思えば、すぐその脇には苔だらけで中に何が泳いでいるか判らない水槽が置かれていたりと、怪しさいっぱい!
店内の隅には、今は使われていないレジが無造作に置いてあって、おおよそ客を招き入れる気があるとは思えないような内装である
そんな甘味処でも、自分以外にすでに親子4人の先客がいて、賑やかな声が店内に響いていた

一昔前の喫茶店でよく見かけたメニュー表に視線を向ける
軽食もできる甘味処だけあって、意外と種類はある
チョコ、パイン、バナナと、パフェだけでも数種類あるほど
しかもその値段が安い
店だけでなく、価格設定も昔のままのようだ
カウンターの奥から店主らしき男性が水を持ってきたので、バナナパフェを注文した

一体どれほど待ったことだろうか…
少なくとも20分は経ったはず
バナナパフェごときで、どうしてこんなに待たされるのだろう?
待っている間手持ち無沙汰だったので、色々と観察していた
どうやらこの店は店主ひとりで切り盛りしている様子
それにしても、自分以外の客は親子4人だけ
これほど待たされる理由がわからない
ひょっとして、バナナパフェみたいなハイカラなメニューのオーダーが入ったの久しぶりすぎて、作るのに困っているとか!?
あまりにも待ちすぎて、普通ならイライラしそうなものなのだが、まるで昭和の時代にタイムスリップしたようなこの店のなかにいると、不思議と苛立つこともなく、まったりとしていた

バナナパフェ
ようやく出されたバナナパフェ
450円と、パフェにしては安いなぁ…と思ったけれど、実物を見て納得!
うん、妥当な金額かもしれない
自分が子供の頃食べたパフェと言えば、こんなガラスの器に盛られてたような気がする
いたってシンプルなバナナパフェ
不思議なもので、パフェからも昭和を感じた

味は普通
可もなく不可もなく
この毒々しいほどに赤い色をしたチェリーなんて、久しぶりに見たかもしれない
これだけのパフェ作るのに、なんでこんな待たされたんだろ?
う~ん…謎だ…
ま、ゆったりとしたひとときを過ごせたからいいけど







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年05月27日 19時17分59秒
[楽] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.