WaHaHa Chicago!

今日の九州地方の不快指数は83。
今年最も不快だった一日だそうで、
高温多湿はまるでビニールハウスの中にいるような感じでした。
じっとしていても全身の毛穴が開いて汗だらだら。
エステ効果でもあればいいな。





さて、子供の小学校については
引き続き楽しい報告ができそうなのですが
体験入学に至るまでの過程も忘れないうちにしたためておきます。




海外の学校に通う子供たちが
夏休みなどの長期休暇を利用して
日本の学校に一時的に入学することを
「体験入学」といいます。




帰国子女の子供の受け入れについて
文部科学省の管轄である国公立学校ではガイドラインがないらしく、
帰国した先の地域の教育委員会が
その一存を握っていることが多いようです。







聞いた話では
「受け入れた前例がない」と断られることもあるとか。






逆に前例がなくてもここは日本。

田舎で、おじいちゃんおばあちゃんが
学校に知り合いがいると
「孫をよろしく」の一言で許可される、コネコネ作戦なんていう逸話もあります。







よく聞くのは
親が昔通っていた小学校に子供を登校させる。

という話。




どちらにしても


短期間だといって
遊び半分の気分で来て貰っては困る。





というのが受け入れ先のメッセージなので
それなりの心構えが大切だと思います。





夏休みが始まる3ヶ月ほど前から
学校や教育委員会に直接電話をして手続きを始めるのが
確実なようです。





我が家は

いつも直前になるまで計画が立たない家族





なので、今回九州の小学校に連絡を取り始めたのが
帰国の2週間前でした。






予想通り、前例がないらしく
教育委員会や職員会議などで話し合った結果、
わたしたちの住民票を一時的にこの市に移し
転入届を出す、
ということで
許可にいたりました。






義務教育なので受け入れざるを得ない。
万が一何かあったときも市民であれば
学校側としても責任がとりやすい
のだそうですよ。







「体験入学」
というより
「転入生扱い」
だと言っておりました。






住民票を事前に実家に取り寄せておいてもらって
到着した翌日に早速市役所に行きました。





そこで経緯を説明して各書類、パスポートなどを提示。

晴れて九州の市民になることができました！！！






市民になると
児童手当や乳児医療証まで
もらえるんですねぇ。






なんでもかんでもアメリカではお金がかかる。
教育も医療も、習い事も。
無料なんてありえない！！

そんな世界に慣れきっていたので
短期でも手当てがもらえたり医療が無料になったりすることは
感動さえ覚えました。












市から学校宛てに発行される
「転入学届」をその足で持って行って
手続きが完了。








登校日前に
給食費4500円×2人分
共済費400円×2人分





などを支払いました。
3週間の予定の入学です。


教科書は無償。






用意するものは
上履き、マスク、雑巾、プールのためのタオル、

などでした。

上履きなんて480円くらいなのですね。
5ドルの靴なんて、アメリカでは売ってないなぁ。







さて、今日娘は早速お友達を家に連れてきて
放課後遊んでおりました。
英語交じりで喋っていて、通じているんだろうか？？

子供の世界は
「言葉」より「気持ち」なのでしょうね。
兄と妹も参戦して4人で家で大騒ぎ。
ほほえましかった。


バタバタな一時帰国と体験入学準備でしたが
なんとか受け入れてもらえてホッとしています。