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ご承知のように、伊那市は再開発事業として59億円を投入して駅前ビルに生涯学習
センターを設け、様々な市民活動の拠点としていく方針で、この11月には開館の予 定だ。(情報では9月には仮予約も開始とのこと) そこで一番問題になるのは、市民活動の拠点をどうのように運営していけばよいか、 行政と市民の「協働」のあり方である。市民活動サポートセンターの仲間と、先進事 例を視察に出かけた。以下その概略レポート ◆横須賀市立市民活動サポートセンター 再開発ビル1Fの生鮮食品店が撤退。その後利用として同センターをつくるべく 「市民活動環境整備検討会議」を設置し検討。開館当初は市職員が直営した。3年 後、NPO法人等を対象に、同センターの管理運営事業を委託するための事業者を公 募。公開プレゼンテーションを経て現在の団体(YMCAよこすかコミュニティー) が運営受託した。 ★注目点:ハコモノ整備以前に、ソフト整備:センター設置に取り組む以前に、市民 協働型まちづくり推進指針、市民活動促進指針、を市民も参画して作成。延長線上で 市民協働推進条例も設置。同センターの民間委託も、「市民活動の民間相互支援を進 める」という先述の指針に基づく実践である。 ◆鎌倉市市民活動センター 頼朝が「いいくにつくろう!」と鎌倉幕府をつくったように、、「市民活動でい いまちつくろう」と市民が立ち上がった。登録安泰は260団体を越えた。拠点は市 役所前の空き施設を活用。運営はすべてボランティア(無償)で行われている。 ★注目点:自立したいわば「大人の」市民活動で、無償で私利私欲なく、気概に満ち た活動をしている。限られた財政運営で地味だが、レベルの高さに感服した。 両者はまったく異なった運営形態であった。行政主導であれ、市民主導であれ、いず れもその地にふさわしい(市民、行政の実力にあった)「協働」の形を築いていた。 築くには時間がかかる、その息長い取り組みを保証しているのが、市としての明確な 方針「指針」「条例」であり、市民の自発的な日々の実践であろう。 楽しみにしていた墨田区の生涯学習センターは時間がなく次回に回した。 (懺悔:実はナビ役の若林が間違えて「海ほたる」へ誘導してしまったのでした。・ ・・・反省) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年07月25日 16時13分19秒
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