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2013.07.18
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カテゴリ:カテゴリ未分類
小説教室で、短編は書けるけど長編をどうやって書いたらいいのかわからないという質問が出たので、エントリにあげてみました。

1.どんな小説を書くかアウトラインを決める。
私の場合は、編集者との打ち合わせで、アウトラインが決まることが多いです。「○○(みたいな小説)を書いて」と言われたり、「わかつきさんの××みたいな小説が欲しい」と言われたり。あるいは、自分のほうから、こういう小説を書きたいと提示したり。
私程度のコッパ作家だと、「○○みたいな」「××みたいな」と依頼されることが多いです。

2.はじまり(プロローグと一章)とラスト(最終章とエピローグ)を決める。
アウトラインが決まったら、はじまりと終わりがほぼ自動的に決まります。
私の場合はプロローグとエピローグをなるべく対にします。
文化祭ではじまったプロローグなら、運動会をエピローグに持ってきます。
電車の中ではじまったプロローグなら、電車の中のシーンをエピローグに持っていきます。

これで序破急(起承転結をもっと簡単にしたもの)の序と急ができました。

※序破急とは、お話の骨組みです。起承転結を簡単にしたものです。
(序)はじめにこんなことが起こった。プロローグから2章まで
(破)ところがこんなことが起こった。3章と4章
(急)とうとうこうなってしまった。5章からエピローグまで

3.主役の登場人物を決める。
アウトライン(小説の外枠)と、はじめと終わりが決まったら、主役を決めます。
お話の要請から、どういう主人公にするかが決まります。

4.はじまりとラストをつなぐお話を考える。
序破急の破(3章と4章)にあたる部分です。

5.主役以外の登場人物を決める。

6.いちばん盛り上がるところを考える。
5章にあたる部分です。

7.具体的なエピソードを章ごとに書き出していきます。

8.プロットを作る。
(プロットは編集者に渡す企画書であり、プレゼンテーション資料でもありますが、作家にとっては小説の設計図、あるいは航海図です。設計図も航海図もなしで小説を書けるのは天才だけです。プロになったら、いやほどプロットを書かなくてはならないので、アマチュアのあいだから、あらすじを章だてにして書き出す習慣をつけましょう)

9.プロットに従って書いていく。

まず大枠を作って、序破急を作って、次にエピソードを埋めていく。
外から内に考えていくと、お話を作りやすいと思います。





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Last updated  2013.07.18 12:16:02



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