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埼玉県内で唯一のJAS人工乾燥構造用製材認定工場、金子製材さんを訪問しました。
今、金子さんが力を入れているのが「WOOD-ALC」。45mm厚のラミナを集成して、 60分耐火の認定をとり、あらわしで使えるようになったそうです。 実物を見せていただくと、節がありません。無節材を使うとコストが上がるのでは? と思ったところ、「節の部分を全部埋めなければならないことを考えると、 無節材のほうが手間がかからない」ということでした。 よく、木材の燃えしろ設計の話をするときに、目安として1分間に1mm燃えると いう表現をします。私は燃焼している間じわじわと燃えるので、ずっと同じ 速さで燃焼していくのかと思っていたら、実際の燃焼実験ではそうではないそうです。 木材を燃やすと炭化層ができます。この炭化層が、内部に燃え広がるのを防ぐのですが、炭化層もわずかながら燃焼していくうちに、落ちてしまいます。 炭化層が落ちると、木材の内部に燃焼が進みます。すると新しい炭化層ができて 内部への燃焼を防ぎます。やがて炭化層が落ちて、木材内部に燃え広がり、 また新しい炭化層ができます。 つまり、1分間に1mmずつ燃えていくというよりは、1分間に3mm、0mm、0mm、3mmと いう感じ(数字は正確ではありません)で燃えるそうです。 単純に1分間で1mm燃えるんじゃないんですね。勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.06.27 18:39:57
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