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前回あたりまでで
これいいの
いや本当にいいの
などと
オロオロしていたようなことは
すべてさらりと流された…
だがそれがいい
そして
おそらく記憶を取り戻したであろう
ジュウゴくんが予感している
次回以降の展開への恐怖よ…
ホントこういう連載漫画ならではの
引きがうまいなぁこの作者さん…
※【以下、画像・解説は公式より】
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◆コウノスケ「ゴダイゴダイゴ」
55話 (感想)
内容のネタバレ普通に含みます。未読の方はご注意。
前回までのベイベくんと琴花ちゃんとの恋愛話に
きっちりケリがついた
(と思わせる描写)で今回は開始でしたねー
鈴ちゃん曰く
「いくら爆音とはいえ避難区域の外から声が届くわけない」
ダイゴさん曰く
「巨人は案外小さい音聞き取るの得意」
いややっぱりそこは
好きな人の声ならどんなに遠くからでも
どんなに小さくとも聞き取ってみせる
というベイベくんの恋愛パワーゆえでしょう
ダイゴさんもそうおっしゃってることですし
でも本当に
この二人がハッピーエンドになってくれる展開で
喜ばしいことこの上ありません
なによりも
4ページ目の、
ベイベくん大復活の雄叫び→勝利までの
羞恥やら驚愕やらが収まって、
ようやく自分が見ているものが本当であると認識して、
ベイベくんのことを信じられるようになったと思しき
琴花ちゃんの表情と、
6ページ目の、
本当だ本物の琴花さんだ
本当に自分のもとに来てくれたんだと
初々しい喜びでいっぱいいっぱいになっているような
ベイベくんの表情が、
もう本当にイイ
オバちゃんなんだか泣けてきちゃうよもう
そしてそこからの
ダイゴさんの語り。
なんのことはない
平和な日常こそが幸せなんだよ。
ああ本当にそうなんだよね
今ちょうど世界中で色々なことが起きているけれど、
享受できるはずの、
これまで普通に享受してきたはずの
日常をいきなり奪われることこそが
とてもたくさんの人にとっての不幸であったり
不幸の根にあったりするんだよね。
と、
悲しくも穏やかな気持ちで
せめてもの世界の平和を祈りたくなってきたところでの、
ジュウゴくんが
ダイゴさんにすら相談できない
不穏の予感のモノローグですよ…
せめて父親代わりの豊川さんには
相談できないかなぁジュウゴくん…
うわぁこれ今回までの一章は
次の重そうな展開への落差のための
ゆる日常物語だったんだなぁ、と
思わされましたわ…
ちょうどこの前とその前のエピソードが
「嵐山家の結婚騒動」
からの、
「エンマンドの恐怖」
だったという
超絶アップダウン展開だったことからも
これは予想されてよかったのよねぇ…
そういえばこのときに
円満堂総理が
ナゴヤ型怪獣を手引きしている張本人
という情報も出てきているので、
これはもしかしたら
次回からはダイゴさんの物語、
最終章の始まりになるんでしょうか…
ドキドキしながらも、
もう再来週が待ちきれませんですわのよ…
そういえばダイゴさん、
あのハンマーちゃんと手入れしているんですね…
やっぱりそういうところ好きだわー