テーマ:日常(2750)
カテゴリ:病気・病院・健康関連の話。
このたびの一連の「紅麹」にまつわる事件、
2024年3月29日現時点においては ・「プベルル酸」という物質が検出されました。 ・それが人体に対して悪い作用をしたのではないか。 という可能性が出てきたと発表されました。 そもそも「プベルル酸」とは何ぞや![]() 画像はWikipedia「プベルル酸」の項より 医学薬学生物学化学、どれにも素養のない私にとって 「プベルル酸」とやらは初耳の言葉。 これは何ぞや ![]() 回答ははかばかしくないどころか、 『なんか…短い…』としか言いようのない簡潔さ。 その簡潔さを さらに素人の私向けに簡潔に解釈してみると、 「プベルル酸」とは ・アオカビ属(ペニシリウム属)が産生する化合物 ・グラム陽性菌に対する殺菌作用がある ・毒性が非常に高い というもので、 例えば「マラリアに効果があるものの毒性が強くて使用できない」 という感じのものらしい ![]() アオカビ属…と、そこでちょっと気になったのが 「アオカビ属(ペニシリウム属)」という言葉。 例えば先日の日記「発酵食品。な話。」にて >アスペルギルス属のフラブスが猛毒を生成することで >同じアスペルギルス属のオリゼーまで疑われちゃったyo ![]() という「もやしもん」のエピソードをご紹介しましたが、 このアスペルギルス属のオリゼーが いわゆる日本古来から利用されてきた「麹」の菌のひとつであり、 今回問題となった「紅麹」の菌は このアスペルギルス属でも もちろんペニシリウム属でもなく、 日本の麹と同じく 中国あたりで昔から使用されていた モナスカス属という種類。 というわけで、 今回のこの問題はどうやら、 『なんで紅麹から「プベルル酸」とやらが検出されたの ![]() という疑問に行き着いたところまで来た模様。 ※もちろんまだこの「プベルル酸」以外に 何らかの原因があった可能性も残っています… それはそれで怖い ![]() この事実で何について怖いと思ったのかと言うと。この事件の調査結果が、例えば 「衛生管理が行き届かずに どこかの時点でアオカビが発生するなどして 「プベルル酸」が混入してしまった」 ということならば、 原因から結果までの出来事が理解できますし 何が問題であったのかも理解しやすいのですが。 可能性はかなり低いけれど もしもこれが、 「モナスカス属の中にも「プベルル酸」を産生する種類があった」とか 「モナスカス属の中から「プベルル酸」を産生する種類が発生した」とか そういうことだったとしたら、これは これまで安全だと思っていたものが 実はそうではないかもしれない。 そうではなくなってしまったのかもしれない。 という、非常に怖いことなのではないかと思うわけであります…。 『これはありえない』とはっきり否定されることを望んでおります… 考えられていた以上に大問題になりつつある 今回の「食の安全性」にまつわる事件、 一刻も早い原因究明と ご不幸になってしまった方への祈りと、 治療中の皆様のご回復を願うばかりであります… 私もコレステロール値が高く 現在も投薬中の身でありますので、 もしこれがもっと軽い異常値だったら サプリメントと食事で治療をと考えていたと思うと これは本当に他人事だとは思えないことなのでありますよ… ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.30 17:28:09
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