和邇乃児之庭

ベストセラーとなった『ファストフードが世界を食いつくす』（Fast Food Nation）を子供向けに書き直したのが本書。
内容は、概ね原著に従った構成になっています。

マクドナルド低迷の直近の様子に、少し前、私と妻は、

「もう、私達はあの味に飽きちゃったってことじゃないの？」

ってな話をしていて、もうちょい踏み込んでみようかなと今更ながらの一冊。

食品の安全性、非健康性の観点だけでなく、徹底した均一化、大量買い付け・大量生産・大量販売が生み出す社会の歪にも触れられています。

一方、前半のマック誕生の経緯などは単純に物語として面白いです。

それにしても、アメリカ人ってほんどにジャンクフードが好きなのねぇって印象はまずあるよね。
日本では少なくとも、「こんなのは体には良くないに決まってる」ってこと自体はまぁ共通認識としてあると思うんだけどね。

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