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カテゴリ:本・読書
年末恒例の今年読んだ本ベスト5(順不同)
(毎年断ってますが、今年出た本ではなく、和邇乃児が今年読んだ本からの選出です) ○ 四万十川 あつよしの夏 / 笹山久三 大自然と、家族と、言葉と・・ こういう小説を読むと、AIが人間に取って代わったりはしない、って自信が持てる。 ○ 肩ごしの恋人 / 唯川 恵 「女はいつだって、女であるということですでに共犯者だ」 男は妙なプライドで争っている場合ではないですぞ。 ○ 対岸の彼女 / 角田光代 ゴリゴリ前へ進める人ばかりではない。 進める人への憧れを屈折させないのは大事ですよね。 ○ 中陰の花 / 玄侑宗久 宗教、哲学がかなり前面に出てるのに、このニュートラル感。 AIが人間に・・・(以下略) ○ 嫌な女 / 桂 望実 「これが答え」と最初からあるとは限らない。 時が積み重なってこその答えというのもまた、その人にとっては真実なのでしょう。 *** 偶然ですが、5作上げた作品のうち3作が、タイプの違う二人の女性を扱うものでした。 今年は、★5つを付けた作品は無し。 毎年ちょっとづつ評価が辛くなっている気がしないでもない。 ★4としては他に、 煙か土か食い物(舞城王太郎)、シフォン・リボン・シフォン(近藤史恵)、よろずのことに気をつけよ(川瀬七緒)、もお勧めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/12/30 11:07:49 PM
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