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カテゴリ:本・読書
「楽園のカンヴァス」に続いて原田マハが仕掛けるアートサスペンス。
タイトルの通り、今回はピカソの『ゲルニカ』がテーマです。 物語は、二人の女性の視点で交互に描かれます。 一人は、ピカソの恋人であり、ゲルニカの完成までの一部始終をカメラに収めたことでも知られるドラ・マール(実在)。そしてもう一人が、MoMAで「ピカソの戦争展」を企画するキュレーター八神瑤子(架空)。 この史実とフィクションの表裏一体がうまい。 二人の女性の情熱がアツい。 そして何より、アートの力を現実世界へのメッセージとすべくゲルニカを取り上げた作家自身の想いがとてつもなく力強い。 タイトルの意味は中身を読んで確認ください。 是非。 私たちのもの度★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/08/03 10:57:35 PM
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