|
カテゴリ:本・読書
木と石と西瓜糖からなる建造物。
退屈なぐらいにゆるやかに過ぎる時間。 理想の場所<アイデス>と、荒くれもの以外は足を踏み入れない<忘れられた世界> 毒の少ないルイス・キャロルなのかとの印象で読み始めたが、各章の最後のフレーズは妙に意味深なトーンを醸し出していて、アイデスの綴りが<iーDEATH>なのも意味が無いはずはない、と。 小説全体の穏やかな空気感にわずかな違和感を差し挟む、この独特の世界観で繰り広げられ物語は、工業化が進む現実世界へのアンチテーゼなのか。 またしても人参度★★★☆☆ パラメータは資源が木と石と西瓜糖、そして鱒油。 ワーカーの配置場所は、食堂・橋・小屋・鱒の孵化場・川・瀞・忘れられた世界。 っていうボードゲームを連想してしまいましたが、この小説をテーマにしてしまったら勝利条件が全くわからないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/11/13 10:18:57 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本・読書] カテゴリの最新記事
|