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カテゴリ:本・読書
原田ひ香を読むのは「東京ロンダリング」以来の二作目です。
今回、展開自体は相当にグロテスク度の高いお話。 クライムノベルと帯にはあるけど、ちょっと違う気もする。 貧困と介護。 ただ、一般論としてその二つを取り上げた社会問題提起とは異なる。 それは序盤、原体験的に語られる「女であること」の記憶が物語の通底音となっている事からも明らかだ。 藍と美代子、描かれる二人のリアリティに比べ、男たちはなんと薄っぺらい存在だろうか。 堕ちる度★★★☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/07/08 10:00:02 PM
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