和邇乃児之庭
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和邇乃児
へそ曲がり署捜査一課の和邇乃児が綴る、自分の趣味に関わるいろいろ。主に、アンプラグドなゲーム(ボードゲーム・カードゲーム)、読書、映画など。
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毎度のことながら、買ってきたものが全然遊べていないのです。 ということで、まずはゲームマーケットの全体感と、買ったもの以外の話を雑多にメモしておきます。 1.大盛況 コロナ下での様々な制限が緩和され、久々のフルスペック開催というところでしょうか。 来場者数は当然増えてはいますが、数値的には前回比でそこまでで劇的な増加ではなかったようです。(公式発表:2022秋が土曜12,000、日曜9,000人、2023春が土曜12,000、日曜10,000人) 規模感だけでいえば、概ね飽和状態なのかもしれません。 私は日曜だけの参加だったので土曜の様子はわからないのですが、皆さんのレポートを見ていると夕方まで残っている人が増えた(遅い時間になっても人が減らない)のが昨年との違いとのこと。 試遊の復活はその理由のひとつかもしれませんし、購入だけが目的でないイベント感覚のライト層が増えていることもあるかもしれません。 『本当に面白いユーロゲームの世界』の試遊スペースは土日とも終日満席だったようですしね。 また、外国人来場者も目に見えて増えてきているように感じました。 片言英語で対応している同人ブースが微笑ましい。 英語のルールブックが入っているゲームは少ないでしょうが、英語ルールはWebでpdf公開してるっていうサークルはあるみたいですね。 「同人から世界へ」はもう単なる夢物語とも言えなくなっていますから、英語対応はこれから大事になってくるかもしれません。 2.進化するゲームマーケット ロベルト・フラガ氏との対談ステージ前には常にたくさんの人が集まっていました。 日本の市場に注目するデザイナーもパブリッシャー今後増えていくでしょうから、この種のイベントも続く事が期待できるんじゃないかな。 7枚のカードで立ったままで対戦できるTCG『デュエルボーイ』も面白い企画でした。 私はやりだすとそれに集中しちゃいそうだったので手を出しませんでしたがw make.ctrl.Japanからは、ちょっと変わったコントローラーを使ったデジタルゲームの展示。 写真はコーラの瓶を振って、炭酸の噴射エネルギーでロケットを飛ばそう!という趣向。 そのとなりでは、ファミコンの本体を直接叩いてバグらせることで絶対的ピンチの場面を通過していくという、超尖った発想のゲームをやっていて、笑えると同時に驚きました。 従来なら電源系ゲームは対象外だったと思うのですが、近年はスマホを道具として使うゲームも増えてきて、アナログとデジタルの境界はどんどん曖昧になっています。 そんな中で、これからも柔軟な発想で他分野との共催的イベントも増えていく予感を抱きました。 3.トリテ多いよね トリックテイキングは、基本のシステムとして使い勝手がよく、それを使ってもマネだとは言われないので作り手としてハードルが低いのだと思います。 今回買った7作のうち3作がトリテ。 変則トリテ呼ばれるゲームの中にはもはやトリテと言えるかどうかも微妙なものもある昨今ですが、私自身はトリテコレクター的なところもあるので、代表的なものはおさえておきたいのです。 ロボトリックが再販されたのはありがたや。 以下、トリテじゃないけど試遊したものをいくつかご紹介。 今回の拗らせ案件(ねこカフェKASANEKO/スタジオムンディ) パッと見て判断して早取り系 いろいろ捻って捻りすぎて私には無理、ことごとくお手付きしたw 「おばけキャッチ」では簡単すぎて物足りないという人は是非! 今回のぼろ負けw(エンリョのかたまり/EMPLAY) 引きにかけて飲み物どんどんめくって酔っ払い負け。 悪い流れにはまるとなかなか抜け出せない。 ジーピーのブースで試遊 「ベルラッティ」 なぜかおじさんばかりの卓が成立して、これがなかなかのチームワーク。 3回戦ぐらいの段階でベルラッティ1点、美術館員9点と圧勝の展開でした。 人気作のリメイクなので、まあ面白いのは当然! レキシオ(ネオ)/ Lexio Japan ゴーアウト系で大富豪のルールにプラスしてポーカー役の5枚セットでも出せる。 牌の重量感がすごくいいのは確かだけど、その分かなりお高いのを受け入れる人がどれだけいるかが厳しそう。 ピタカックン/ジオゲームズ いろんな角度を持った三角形を置いていって、どこかで360度埋められれば勝ちという図形パズルなんだけど、クアルトと同じ、相手が選んだものを置く形式なのが良い。 攻めないと勝負がつかないが、攻め過ぎたら自滅する。
KLASKは知ってはいたけど今まで遊べていなかった一品。 まあね、オープン会に持ってきてる人はそうそういないのでw 初めてで自陣に落っこちたりという自爆を連発しちゃいました。 練習したら、うまくなりそう! 作者との対戦コーナーもあったFILLIT/ラディアスリー 作者ではなくスタッフさんとの対戦は勝利。 木駒はもちろんだけど、石の動かし方が肝になりそう。 カリウチ(加利宇知) かつて平城京で遊ばれていたであろう、失われた古代ゲームの復刻。 私は残念ながら試遊はできなかったけど、研究者さんが売り場でお相手してくれているという、ある意味すごいブースでした。 *** 他に気になったものとしては、普段は仕事でベトナムに駐在している方がベトナム発のゲームを紹介しているものがありました。 ベトナムのボードゲーム事情を聞いてみましたが、それなりに市場が出来てきている様子。 ボードゲームカフェも東京ほどではないけれど日本の地方都市よりは多いぐらいには存在して、盛り上がってきているみたい。 今後が楽しみです。 一日で味わいつくすことはできないほどのボリュームに膨れてしまったゲームマーケット。 それでも、クリエーター・出展側の熱量が維持される限り、このお祭りの盛り上がりは続くことでしょう。 拡大と多様化で、それぞれの楽しみ方を模索する形になるのでしょうね。 閉会時間も近づいたスタピ君とともに、 「皆様お疲れさまでした!」
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