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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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オーストラリアワイン

2019年06月30日
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6月に行いました和食とリースリングの会のワイン、続いてはニューワールドから、オーストラリアのリースリングの権威の1本です。
スプリングヴェイル・リースリング2018​。生産者はグロセットです。南オーストラリア州のクレア・ヴァレーに1981年設立のワイナリーになります。当地では冷涼な気候を活かしリースリングの栽培が盛んですが、グロセットはそのリースリングで世界にその名を知らしめました。また、スクリューキャップの研究・導入にも積極的で、瓶熟成に対する影響の度合いを調べたり、トップレンジの銘柄へのスクリューキャップの使用を行ったりといったことも行っています。
スプリングヴェイルは、標高460mと高地にあり特に冷涼という環境だそう。価格は、3700円程度。

は薄め。麦わら系です。

香りはライムやレモンと言った酸味の強いフレッシュな柑橘や、ローズマリー、タイム、それに若干のローリエといったハーブのニュアンスがよく出ています。そこに、白い花や白コショウ、マジパン、軽い土っぽさのようなペトロールの様な要素が加わります。また、時間と共にリンゴやグレープフルーツ、スイーティ、それにカリンと言ったようなものも現われフルーティさのバリエーションが増す感じでした。

味わいは優しい果実味がふわりと広がるも、太さと強さのある酸がその背後にどっしり構えるといった感じで、トータルの印象としてはきっちり辛口です。ミネラル感も十分で、目の詰まった質感のミディアムライトなボディと共に存在感を感じさせます。また、後口には微かな苦みもあり味わいを引き締めます。

会では、これも茶わん蒸し辺りから飲み始めました。
茶わん蒸しそのものとは悪く無いくらいですが、鱧との相性が素晴らしかったです。身の仄かな甘みに対しワインの果実感が丁度良く、強い旨みに対しては明るい酸がいいコントラストになりました。
また、鮎との相性もバッチリ。旨み+塩気に対する味わいの面の相性もいいですが、香りの相性が特に良く、焼いた香ばしさ、鮎独特の香りと言ったものにワインのハーブっぽさ等ががっちり噛み合いました。
また、天ぷらに対しても、ズッキーニは勿論アジの方ともよく合い、特に魚との相性の良さを感じさせてくれました。

オーストラリアのリースリングらしい、酸主体のドライな味わいでしたが、その中にキレイな、しかし色々な要素を感じることが出来ました。特に、香りのハーバル(と言うかユーカリ?)な印象は他の産地、特に欧州のそれとは違う感じで興味深かったです。
今回は非常に若いヴィンテージでしたが、バックヴィンテージも少しですが出回っているようで、スクリューキャップの影響も含め、どういう感じなのか気になるワインでした。


【グロセット】 スプリングヴェイル リースリング [2018] 750ml・白 【Grosset】 Springvale Riesling
楽天内にも投稿時時点でいくつか取り扱いがあります。和食とはかなり合わせやすそう。こちらでは3672円。

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最終更新日  2019年07月22日 12時27分10秒
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2018年11月08日

先日のオレンジワイン飲み比べ会でのワイン、続いてはオーストラリアのピノ・グリです。
クレメンタイン・ピノ・グリ2017​。生産者ローガン・ワインズはオーストラリア南東部にあるニュー・サウス・ウェールズ州にあります1997年創業のワイナリーです。オレンジ地区とマジ―地区という二つのエリアでワイン造りをしています。オーストラリア南東と言う事で、やはり気候としては冷涼さがあり、加えて両地区の標高は最低でも500mはあるということで、オーストラリアらしい果実味の中にもエレガントさのあるワインを手がけます。
価格は、楽天内では写真のお店などで1858円程度が投稿時現在の最安値のようです。

はルビーカラーにオレンジが入っている、と言った雰囲気でほぼロゼと言っていいくらいでした。ただし、あくまで使用品種は「白ブドウ」のピノ・グリです。

香りにもオリエンタルスパイスやハーブの気配があり、更にはクランベリーを軸にした各種赤ベリーやドライ赤ベリー、チェリー、チェリージャムといった赤いフルーツっぽさも感じられ、益々ロゼっぽさを感じるものでした。そこに、軽いナッツやトーストのニュアンスも加わります。また、赤ベリーの香りは余韻にかけてもふわりと残ります。

味わいは柔らかくもトーンの低い果実味を軸に、しっとりと旨みを伴う酸が後口にかけてじわじわと存在感を増す、加えて、渋みはアタックからキッチリ入る、と言ったバランス。ボディはミディアム程度で、滑らかさやしなやかさ、そしてクリアーさを感じる質感なところは、やはり白ワインの系譜にあるオレンジワインなのかなと。

会では、やはりチーズプレートの辺りで飲みました。
このワインは比較適度のチーズとも相性が良かったですが、中でもブルーチーズ、なんと、リモンチェッロでウォッシュしたブルーチーズだそうですが、これが中々いい相性でした。ブルーのコクや塩気、ブルー独特の香りの中にほんのり香るレモンの香りや軽い甘みに、ワインの渋味やベリー感のある味わいと香りがよく馴染んでいました。
また、チーズプレートに添えられていたクラッカーとの相性が思いのほかよく、その香ばしさに対し、ワインの軽いナッツ感や渋みを伴うベリーのニュアンスが噛み合う感じでした。

黙って出せばロゼワインと勘違いされるかもしれません^^;作り方の問題もあるのでしょうが、ピノ・グリと言うブドウはここまでしっかり色合いが出て、更には赤ベリーのニュアンスまで出るのかと非常に驚かされる1本でした。
他に食事に合わせるにしても、魚なら赤身やブリ等が良さそうですし、なんといっても肉、鳥や豚は勿論、牛肉にだってローストビーフなどなら美味しく合わせられそうです。

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最終更新日  2018年11月09日 01時17分57秒
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2018年07月27日
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先月のちょっと熟成したワインの会のワイン、続いてもリースリングですが、産地はオーストラリアになります。
ジュリアス・エデンヴァレー・リースリング2004​。生産者ヘンチキは、ドイツから移住してきたシレジア人のヘンチキ家によって1862年から営まれているワイナリーです。バロッサヴァレーやアデレードヒルズ、そして、本ワインに使われているブドウの育つエデンヴァレーに畑を有し、リースリングやシラーズなど様々な品種を手がけています。
エデンヴァレーはバロッサヴァレーの東部にあり、やや標高も高い事からリースリングなどの栽培が盛んなようです。価格は、楽天内で6264円でした。

は青みがかった黄色ですが、ツヤ感はあります。

香りは、軽いペトロール、寧ろよりしっかりと出るオリーブオイルなどのオイリーさがあります。勿論フルーティさもあり、リンゴやグレープフルーツ、それにライムなどの青い柑橘のニュアンスが感じられますが、流石と言うべきかユーカリ?的な木の葉のニュアンスもよく出ています。また、ハーブっぽさやハーブティーのような雰囲気も。その他、白い花や白コショウ、グリーンペッパーなどもあります。また、時間経過で林檎の印象はより深まり完熟リンゴっぽくなり、若干の蜜的な要素も感じられました。

味わいはこちらもきっちり辛口で、果実味の印象はドイツのそれより大人しいです。しっとり明るい、それでいて優しい酸が旨みを伴いつつ、その柔らかい果実味を背景にすっと出てくる感じです。ただ、ボディはミディアムライトで、ハリとミネラル感を感じる、明るい印象のパリッとした質感です。

会では、やはりチーズプレートとサラダのところで飲みました。
チーズとの相性は、やはりキッチリ辛口な分あまり濃いもの、ブルーチーズなどには負け気味。独特のオイリーさや時間経過での蜜っぽさなどが、コンテなどには嵌りました。
ただ、より良かったのがサラダ。水菜などの緑の野菜の風味と、ワインのオリーブオイルっぽさやハーブのニュアンスがバッチリ噛み合います。
と言う事で、このワインには野菜類を合わせたいところ。白身の鮮魚などにも良さそうですし、鯛のマリネのサラダなんか良さそう。ちょっとカラスミを削ってかけて、その旨みや塩気との相性もみてみたいです。
また、小松菜やホウレン草など緑の野菜をペースト状にしてソースにした肉料理などもよさそう。豚肉+緑のソースなどは手堅そうです。

非常に複雑味があり、熟成の雰囲気も感じられる、それでいて味わいのバランスはとてもいいという、大変に興味深いワインでした。
前回のドイツのものが素直に華やかで果実味もあったので、会ではやや印象持って行かれ気味なところもありましたが、素性のいいワインなのは間違いありません。それでいて、食事との組み合わせも色々と想像させてくれるワインでもありました。


[2004]ジュリアス エデンヴァレー・リースリング / ヘンチキ / オーストラリア / 750ml / 白【HLS_DU】
2004ヴィンテージの扱いがあるのはこちらのお店だけ。なんと、お店で若いうちに買ったものを熟成させているとの事!

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最終更新日  2018年07月27日 22時40分08秒
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2017年12月25日
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メリークリスマス!ですが、ブログ記事は引き続き先日の倉敷でのピノ・ノワール飲み比べ会のワインです。前回はオーストリア産でしたが今回はオースト「ラ」リア産。
ピノ・ノワール2009。生産者はピカーディです。オーストラリア南西、西オーストラリア州のベンバートンという土地にあるワイナリーで、手掛けるのはモスウッドの創業者でもあるビル・パネル氏とその息子ダン氏。ビル氏はブルゴーニュワインに惚れ込みブルゴーニュへ渡る際モスウッドを手放してしまいましたが、その後再びオーストラリアの、冷涼さのある西オーストラリアでピカーディを創業、ピノ・ノワール栽培に本格的に取り組んでいます。土壌としては、砂利を含む粘土質となるようです。
価格は、楽天内で4400円程度でしたが既に完売。

は暗めのルビーで、8年の熟成のおかげか若干オレンジがかった雰囲気も見えます。

香りは、やはり赤ベリーが見えますがラズベリー中心のトーンの高いものです。そこに、色合いに似合ったオレンジっぽさも少々。また、ドライ赤ベリーやオレンジピールのニュアンスも。加えて、軽いドライトマト、それにドライローズマリーやタイムなどの乾燥ハーブといった要素も感じられました。その他、黒い土やビターチョコ、微かなターリーさといった黒さを感じるものや、スミレっぽさなどもあったでしょうか。

味わいは8年熟成していますがまだまだ果実味のアタックがあります。ただ、明るい乳酸系の酸も、しっとりと、しかし量が多く存在しており、全体としてのバランスは取れています。後口にかけては穏やかな渋味と旨みもあったでしょうか。ボディのインパクトは割と大人しく、ライト寄りのミディアムといった所。クリアーさを感じる質感でした。

会ではセセリや鴨のロースト、金針菜、銀杏の辺りで飲みました。
セセリとの相性は一番良かったでしょうか。肉の旨みやタレの味わいにワインの果実味やフルーティさの中に黒さのある香りがよく馴染みますし、ワインのボディ感と肉の柔らかな繊維質とのバランスも良かったように思います。
鴨とも、香りや果実味は勿論バッチリ。ただ、肉のマッチョな質感に対しワインのボディ感が大人しすぎた感が無きにしも非ず。鴨も合いますが、このワインにならもう少し薄い方がよりベターだったのかもしれません。
野菜2種については、銀杏とは喧嘩せずといった程度。一方、金針菜のシャキシャキ感に対しては意外と噛み合う感じだったかも。

8年の熟成を経たワインですが、こちらは落ち着いた中にもまだまだ元気ささえ感じるような部分があったようにも思います。オセアニアのピノと言いますとどうしてもニュージーランドを思い浮かべがちですが、オーストラリアにも、この西オーストラリアや、大陸の反対側にあたるクイーンズランド辺りで、その冷涼さを活かした面白いピノが作られていますね。


楽天内ではもう2014くらいからのようですね。若いものなら、モッチモチの鴨肉とも合わせやすそうかなと。

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最終更新日  2017年12月25日 23時09分37秒
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2016年11月08日
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今回も先日の中華とリースリングの会のワインです。2本目はオーストラリアです。
リザーヴ・バロッサ・リースリング2013。生産者はジェイコブス・クリークです。オーストラリア開拓の歴史と共に始まったともいえるワイナリーで、ドイツ系移民のヨハン・グランプがオーストラリアに到着したのが1837年。その10年後に、バロッサ・ヴァレーのジェイコブス・クリークにブドウ畑を開墾、1850年にファーストリリースを迎えたそうです。現在は、オーストラリア南東部各地のブドウを使用、畑では最新技術を導入し、品質の向上に努めるほか、苗木の栽培もおこなっており、その技術をオーストラリアのワイン造りへ還元しています。
価格は、1600円前後程度でしょうか。

は薄い黄色。淡い、とまでは行かずそれなりに色の印象はあります。

香りにはやはりオーストラリアワインというべきか、ユーカリの葉?的な雰囲気が。ビワや柿の葉など、固く緑の濃い木の葉のニュアンスとでもいうべきでしょうか。タイムやローズマリーのドライハーブといった要素もありますが、それらとはちょっと違うものがあったように思います。その他の要素としては、やはりグレープフルーツやリンゴ、洋ナシといったフルーツ感がやはりよく出ます。軽くジャスミンっぽさもあったでしょうか。

味わいはキッチリドライ。果実味は繊細で、強さを感じる酸が味わいの主体となっています。旨みも感じられました。ボディはライトですが、ミネラル感や骨格を感じる質感で、しなやかながらもやや硬質な雰囲気も感じられました。

会では、スープや蒸し餃子の辺りで飲みました。
スープとの相性も悪くありませんが、ドライな分スープの量感や塩分との対比による旨みの協調という点で、大森リースリング程のマリアージュとはいかなかったかなと。
一方、蒸し餃子に対しては、どれとも好相性で、特にエビ餃子とは、エビのプリプリ感に対してワインの骨格のあるボディ感がよく合いますし、ワインの旨みと海老の旨みの相性も良好でした。また、肉の餡のものに対しても中々よく、脂感のある肉の旨みに対し、ワインの硬質感とドライさがいいアクセントになり旨みを引きだしてくれる感じでした。

しっかりした酸が軸の辛口の味わい、オイリーさやハチミツといった香りよりもハーブ感などが強いと、よくある旧世界のリースリングとは、やはり雰囲気の大分違うワインだったかなと。勿論、オーストラリアでもそういう旧世界的なリースリングもあるのでしょうが、こういった辛口リースリングの傾向は、割とオーストラリアらしい部分なのかなとも思っていたりします。


こちらのお店は1500円を切っているという事で、かなりコスパ高しです。

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最終更新日  2016年11月09日 10時24分16秒
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2016年09月09日

今回も続けてオーストラリアのヤルンバのワインです。こちらは赤。
ワイ・シリーズ・シラーズ・ヴィオニエ2013。ヴィオニエに力を入れているヤルンバですが、オーストラリアのメジャー品種シラーズのワインにも少量混醸しています。南仏、ローヌ地方のコート・ロティに見られる作り方で、そのままでは強く濃いシラーに、まろやかさや膨らみを与えることが出来るといいます。
価格は、楽天内では写真のお店の1593円が安いですが、やはりヴィンテージの表記がありません。

はしっかり黒紫。エッジにさえまだ赤さは見られないくらいです。

香りは、ベリーフルーツ満載で、ブルーベリーや黒ベリー、それに赤ベリーっぽさやそのジャムといったニュアンスがよく出ています。また、ダークチェリー的な要素も。加えて、プラムのような雰囲気もあり、フルーティさしっかりです。そこに、トースト的な香ばしさや、シナモン、八角、クローヴといったオリエンタルスパイス、黒コショウ、軽いヨードっぽさといったものが加わる感じでした。

味わいは、流石南オーストラリア州のシラーズという事で果実味のアタックがインパクト満点。しかし、そこはヴィオニエの効果か、明るい、ベリーフルーツ的な酸がしっかりあります。それも、後口にかけて、という感じではなく、アタックの段階から存在感を見せます。そこに渋みが加わりますね。タンニン十分で、舌触りにも印象があります。ボディも、ヴィオニエの効果かミディアムフルといった感じ。柔らかさやしなやかさを感じる口当たりです。

ローストビーフをつまみましたが、これはもう間違いないですね。肉の旨みをタンニンがググッと引き出し、肉とソースの塩分にワインの果実味や酸が合わさることでその旨みに華やかさが加わります。また、華やかさという点ではワインの香りも効果大で、肉の香りにスパイシーさと果実香が馴染みつつ、より世界観を拡げてくれます。
あと、意外に良かったのが茄子の揚げびたし。油の入ったナスと少し甘味のあるダシの味わいに、ワインのボリューム感と果実味がよく合いますし、香りの面でも、茄子の香りにワインの黒いフルーツ感が馴染むのは、色で合わせるマリアージュの手堅さを感じさせてくれました。
その他、トロの握りやカツオのたたきといった、濃さのあるものなら魚でも行けますし、ゴボウやレンコンの金平、干しシイタケの煮ものといった和食の茶色い野菜料理にもなじみます。

酸がキッチリあり、キレイな仕上がりとなっています。昔からこのスタイルなのかはわかりませんが、現代のエレガント系を好む潮流にマッチした作りかなと思います。ただ、そこはやはりオージーシラーズ、アタックの強さがありますし、濃いワイン好きの方にも楽しんでもらえる、中々万能なワインではなかったかなと。
あと、食事との相性の良さも見逃せないところですね。洋食は勿論、和食との相性も幅広そうです。

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最終更新日  2016年09月10日 06時00分50秒
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2016年09月07日

今回はオーストラリアの白です。赤でもローヌ系のシラーズが盛んな土地ですが、白もやっぱりローヌ系です。
ワイ・シリーズ・ヴィオニエ2015。生産者はヤルンバです。南オーストラリア州で160年以上続くワイナリーで、家族経営のワイナリーとしてはオーストラリア最古の部類。1970年代には苗木研究所を設立し、その研究結果をオーストラリアのワイン界にフィードバックするなど、オーストラリアのワイン造りに貢献してきました。ヴィオニエについても、品種そのものが世界的に人気の無かった1980年代に目をつけ栽培を開始、オーストラリアがその適地であることを示しました。現在ヴィオニエは、ヤルンバの代表的な品種となっています。
価格は、楽天内では写真のお店が1593円で安め。ただ、ヴィンテージの表記がありませんが…。

は青みがかった黄色。若い白ワインらしい色合いです。

香りは品種のらしさを感じられるもので、蜜や白い花、白コショウ、それにハーブっぽさといったニュアンスや、リンゴ、グレープフルーツ、ミカン、トロピカルフルーツといったフルーティさが出ています。また、そこはやはり暖かい産地、フルーツのニュアンスは非常に豊かで、他にも洋ナシやスイーティ、ライチ、軽いキウイっぽさといったものもあったでしょうか。その他、黄色い花やグリーンオリーブないしオリーブオイル的なオイリーさ、軽いスパイス感といったものも。

味わいはやはり果実味中心。そこに、しっとり系の酸やアルコールのアタック、それに後口の軽い苦みといった要素が加わります。ボディはライトと言っていいくらいです。ボリューム感のある味わいですが、口当たりや量感は、柔らかく優しいものだったりします。

食事との相性は幅広いです。
ヴィオニエにはボリューム感のあるイメージがありましたので、先ずは肉系でとフライドチキンをつまんでみましたが、これはよく合いました。鳥の旨みや脂に対し、ワインの果実味やアルコール感が嵌りますし、香りの面でも、柑橘の要素やスパイシーさが、チキンのスパイス感にいいですね。
また、魚系でも問題なく、特に甘みがあり味のしっかりした鯛の刺身には意外なほど馴染みました。魚の旨みとワインの果実味がやはりいいですし、鯛独特の香りや食感に、ワインの香りが合いつつ、柔らかさが対比を見せてくれる感じです。その他、お寿司ならいくらの軍艦やエビ、イカ、さらに、焼きものならサワラの西京焼きといったものにもいい相性。

アルコール感や果実味の強さがあるのに口当たりは柔らかい、しかし、それがバランスよくまとまっているというワインでした。この辺の出来の良さは、流石160年の歴史というべきところなのでしょうか。
また、こういったタイプのワインが、鳥肉は勿論、魚、それも鮮魚系によく合うというのは面白い経験でした。魚って、肉と比べればもちろん淡白なことが多いですが、味自体は実は結構濃かったりするので、そういったものにはこのくらいのワインの方が好ましいのかもしれませんね。

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最終更新日  2016年09月08日 00時10分41秒
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2015年11月12日
  • ザ・シグネチャー

さて、先日のサントリーヤルンバワイン会のワインもこれでいよいよ最後です。とりはヤルンバのフラッグシップと言えるこの1本。
ザ・シグネチャー2012。シグネチャー=署名という名の通り、1962年以来、このワインになるにふさわしいグッドヴィンテージにのみ作られているヤルンバを代表するワインです。先日記事にしましたスクリブラーの上級レンジに当たります。ということで、バロッサ地区のブドウを、様々にブレンドしています。また、樽熟成もしっかりで、新樽25%で22か月行います。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズ。比率までははっきり分かりませんでした。また、楽天内に同一ヴィンテージはありません。こちらでは7190円。このワインだけコルク栓でした。

は黒いです。エッジにこそルビーカラーも見えますが、透明度もありませんね。

香りは、先ずはフルーツのインパクトありです。黒ベリーや赤ベリー、ダークチェリー、そしてそれらのコンポートやジャム、リキュールといった要素が出ています。ただ、フルーティなだけではなくこのセパージュらしい黒コショウや各種茶色いスパイス、それに、チョコレートやカラメル、軽いクリームっぽさ、あと少々のナッツのようなニュアンスも。この辺は新樽の影響でしょうか。また、燻製肉的な雰囲気も。

味わいは、当然果実味しっかりです。他の5種類に比べますと、明らかに果実味の存在感が前に出ていますね。勿論酸もありますが、明るい乳酸系のそれが果実の中でアクセントをつけている感じ。一方、渋みはそこまで強くなく、後口にかけてアクセント的な存在感。舌触りのタンニンの印象もそれほどではありません。ボディは勿論フルボディですが、程々のエキス分と滑らかさのおかげで、柔らかく膨らむ、というよりはクリアーでしなやか、といった質感。しみじみと味わえます。

会では、これまでのワインでウズラを完食してしまった為、子羊と合わせました。
ワインの味わいのインパクトが肉の味わいを包み込み、これもソース的なマリアージュといった感じ。ただ、独特のしなやかな質感と、肉の弾力ある食感の相性は、他のものよりよかったかなと。脂の感じも多過ぎず少な過ぎずちょうどよかった感じ。加えて、黒コショウを付けてやると香りの面でもグッと華やかな相性に。
それと、食後にお出し頂きました羊型のクッキーがチョコレートの香ばしい味わいでしたのでつまんでみました。流石に、クッキーの甘みにバランスを崩され気味でしたが、香りの相性自体はまずまず。これなら、例えば鹿肉をチョコレート系のソースで食べる、なんてのもいいマリアージュになりそうです。

柔らかさとしなやかさを併せ持つ、果実味主体ながらもエレガントさを今の段階ですでに感じさせるワインでした。流石はフラッグシップですね。
勿論、これは熟成させてより輝くワインでしょう。10年15年とたったとき、どんな姿になっているのか是非見てみたいものです。


楽天内には2010ヴィンテージがありました。今の状態にはまあ、あまり差はないでしょうね^^;

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最終更新日  2015年11月12日 22時57分53秒
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2015年11月10日
  • パッチワーク・シラーズ

サントリーさんのヤルンバワイン会のワイン、続いてもシラーズのワイン。ただし、こちらにはヴィオニエは使われていません。
パッチワーク・シラーズ2013。ヤルンバは、品種の個性を活かしたフレッシュでフルーティなワインを作ることを意識しつつ、一方でイギリス系の歴史を持つことから、イギリスのネゴシアンたちが愛し広めたアッサンブラージュという作り方にもこだわりを持っています。本ワインは、使用されているブドウはシラーズ単一ながら、そのシラーズはバロッサの9か所の畑からのものとなっており、ある意味ヤルンバのこだわりが詰まったワインと言えます。「パッチワーク」というネーミングは、バロッサの、上空から見ると異なる土壌の畑が組み合わさったパッチワーク模様のように見えることから名付けられました。
楽天内に同一ヴィンテージはありません。こちらでは2679円です。

は黒いです。やはり若いシラーズだなという感じ。ただ、エッジには赤さも見えました。

香りはチョコやココア、それにカラメルといった黒いニュアンスがよく出ています。勿論、黒コショウもありますし、スパイスではクローヴ等の茶色いそれも。そこに、黒ベリーやダークチェリー、赤ベリーのジャムといった濃いフルーツが加わります。さらに、赤い花や紫の花といった花的な要素や、トースト、チョコチップクッキーのような香ばしい雰囲気、それにハーブっぽさといったものも。

味わいは、これはまさに果実味が主役なワインです。ジューシーなそれが支配的で、そこに乳酸系の酸と渋みが加わる感じ。渋みの印象もしっかりあり、果実味とのバランスでは酸以上に大きな働きをしている感じ。舌触りにもタンニンの印象が感じられます。ボディは紛うこと無きフル。丸さ、滑らかさを感じる口当たりです。

会では、やはりウズラ、子羊と合わせました。
ウズラとの相性では、ウズラのしっかりした質感と塩気、旨みと、ワインの柔らかでおおらかなボディ感と果実味との対比が良かったかなと。また、スパイシーな特製シーズニングを合わせますと、そのカレーっぽさがワインの濃い香りにアクセントを加えてくれる感じでした。
一方、子羊に対しては、その食感や旨みを、ワインの味わいが包み込むような感じで、ソース的、しかし、しっかりした渋みがその合わさったまろやかな味わいにアクセントを加えてくれる、いいマリアージュでした。ただ、もっと力強い肉でも良さそうな感じです。

このワイナリーならではのエレガントさはありますが、オージーシラーズらしい豊かな果実味と力強さを感じられるワインだったかなと思います。
現段階でそのフルーティさを楽しむのもいいでしょうし、じっくり寝かせて変化を見てみるのもよさそうです。

楽天内には少し古い2011ヴィンテージがありました。流石に2013と比べてそこまで変わっているとは思えませんが、多少果実味に落ち着きが出てきているかもしれませんね。

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最終更新日  2015年11月10日 23時42分51秒
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2015年11月08日
  • ヤルンバ ザ・スクリブラー2012

まだまだ続く先日のサントリーさんのヤルンバワイン会のワイン、続いてはブレンド系赤です。
ザ・スクリブラー2012。生産者は勿論ヤルンバ。オーストラリアを代表する黒ブドウと言えばシラーズですが、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどもよく作られており、それらボルドー系品種とシラーズをブレンドするというのはオーストラリアでよくみられるセパージュです。ヤルンバでは、1962年から、いい年にだけ作っているシグネチャーというワインがありますが、そちらもカベルネ&シラーズ。そして、このスクリブラーは、シグネチャーを名乗れない年に作られる、セカンド的存在です。
という事で、セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン54%、シラー46%。樽熟成12か月で、新樽比率は12%。楽天内には扱いはまだないようです。価格は、こちらでは2679円。

は黒いですが赤みもあります。透明度は流石に低いですが、エッジにはルビーカラーも。

香りは、プラムやカシス、ダークチェリー、それにヤマモモのジャムといった濃いフルーツのニュアンスしっかり。そこに、シダーウッド、鉛筆の芯といったカベルネ由来の要素や茶色いスパイス、赤い花といったものが加わります。また、トースト、ナッツといった樽由来と思しき香りも、フルーツの後ろにふっと加わり香りに花を添えてくれます。あと、少々のアルコールも。

味わいはやっぱり果実味が軸。そして、そこに、明るい酸がピッと入りやっぱりバランスのいいものとなっています。また、後口にかけては旨みと渋みがすっと広がり、舌を刺激します。ボディはフルですが柔らかさがあり、シルキーな口当たりです。

会では、やはりウズラと子羊のところで飲みました。
ウズラとは、シーズニングを付けますとまあそれなり、といった感じですが、カベルネ・ソーヴィニヨンのヴィネグレットを付けますと、香りの面で強い引き合いを見せ、さらに果実味に圧され気味だった肉の旨みがグッと引き立ち見事な相性。
子羊とは、よりストレートに肉の味わいとワインの味わいが馴染む感じ。質感では、シラーズのエキス分ある口当たりの方がいい感じではありましたが、口に広がる旨みとワインの味わいの広がりが柔らかで華やかなマッチングを見せてくれました。

ボトルの形からも分かる通り、ボルドー的なスタイルのワインではありますが、果実味や香りの出方などはやはりこのセパージュ、南オーストラリアを感じるものではあると思います。
バランスもよく、この価格帯でこういったワインが買えるというのは有難いところです。また、スクリューキャップではありますが、もう少し瓶熟成もさせてみたいですね。

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最終更新日  2015年11月08日 23時36分03秒
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