|
カテゴリ:ケセラセラな日々
先日 行方不明事件で大騒ぎをした (↑事件を追ってみる) 大阪でひとり暮らしをする義父は 昭和2年生まれの元警察官。 長年 詩吟の師範をしていたこともあり 「風格」という言葉が似合うタイプ。 いつも堂々としていて もちろん厳しい面もあるが 細やかな気遣いができて心が広い。 義母が重度の認知症で施設に入ってからは 毎日のように面会に行き 施設の職員さんにも感心されるほど 言葉はおろか表情さえ失ってしまった妻に 今も愛情をたっぷり注いでいる。 ![]() そんな義父が 先日 ![]() 大学病院で検査を受けることになった。 病院まで一緒に来てほしいんやが。」 と仕事中のダンナに電話をしてきたそうだ。 今までどんなコトがあっても自分から 「来てほしい」と言ったことがない義父。 これは ただごとではない ![]() ダンナから連絡を受けて すぐに義父の携帯に電話をかけた。 ![]() ![]() 心配かけてすまんなぁ。 主治医が紹介状を書いてくれたから 診てもらいに行こうと思うねんけど おそらくワシの病気は アルツハイマーやと思うねん。」 へっ? アルツハイマー? お義母さんと同じ病気? まさかぁ。 ![]() いまだに自治会の会長や 義母の施設の「家族会」の代表を頼まれる 義父とは一番縁のなさそうな病名である。 ![]() いつもこうして電話でオハナシしてるけど お義父さんは とてもしっかりされてるし 日付や時間も間違えたコトないでしょ?」 ![]() ワシとまったく同じ症状で アルツハイマーと診断されたんや。」 義父はそう言って譲らない。 え~;;; そうなの~~? ワタシはまったく 義父の異変に気がつかなかった。 電話ではしっかり受け答えしているから 義父は大丈夫と思い込んでいた。 ワタシの知らないところで 日常生活に支障が出ていたのだろうか。 ウダウダと考えていてもしょうがない。 とりあえず動こうと意見が一致 夫婦で大阪に行くことにした。 最近の義父の体調を心配して 時々顔を出してくれている 大阪に住む親戚のオバサマにも 月曜日の診察はダンナとふたりで つきそう旨を電話することにした。 ![]() それやったら安心やわぁ~。 オジサン(義父)もきっと不安なんよ。 そうかってね パーキンソン病の検査やからね。」 へっ? パーキンソン病? アルツハイマーじゃなくて?? 「なにそれ。 アルツハイマーて。 オジサンは自分で パーキンソン病やないかって心配してて 主治医から紹介状ももろてるハズよ。」 あ~ な~るほど。 おんなじカタカナだからね。 パーキンソンとアルツハイマー 似てる 似てる~ ほな パートタイマーも 仲間に入れたってんか 言うてるばあいか どちらにしろ 心配な病気なもんで ちょいと ダンナとふたりで 新幹線に乗ってきます。 ![]() ![]() ダンナは運転を交代しながら車でと言うがあの悪夢(←笑いたきゃ笑え) がよぎりワタシが新幹線案を押し切った。たぶん正解。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|