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カテゴリ:ケセラセラな日々
先日 長男チロが 今度久しぶりに 高校時代の部活仲間が集まるので 外で泊まることになってもいいかと 事前の外泊許可を求めてきた。 今まで 特別な理由もなく 今日はもうちょっと遊んでいたいからとか 終電逃してしまったからとか ダラダラとけじめのない外泊は 我が家のルールでは許可されなかったが まぁね。 もう20歳なんだしね。 「あんたは成人したニンゲンやからね。 もう親はうるさくは言わへんけど その代わり 世間の目は厳しくなるってことを よく肝に銘じて行動しなさいね。」 と言い聞かせて 許可した。 外泊といえば ワタシ自身が高校生の頃のこと 軽音楽部に所属していたので 学園祭などでコンサートがあるたびに 打ち上げと称して 夜遅くまで外で遊ぶことが多かった。 7~8人のバンドメンバーの中で オンナはいつもワタシひとり しかし 幸か不幸か 特別にオンナ扱いする者もなく みんなと同じように アホなことをして遊んでいた。 (↑当時の紅一点ぶりを思い出す) 卒業も間近に迫った あるとき 最後の打ち上げで 大いに盛り上がったワタシたちは どうしてもこのまま別れがたく 仲間のひとり K君の家に みんなで泊まろうぜというコトになった が さすがのワタシも これには参加することはできない。 ほんでも 卒業前の想い出にも みんなと一緒に過ごしたいなぁ 我慢できなかったワタシは 数駅離れた自宅にいったん終電で戻り 夜が明けるのを待って始発に乗り みんなが泊まっている家にお邪魔する という荒業に出た。 翌朝 まだうす暗いうち 夜中まで騒ぎまくって 爆酔している仲間のもとに 駅まで迎えに来てくれた K君に案内され 「みんな おっはよ~♪」 とサプライズ気分で登場したワタシ。 おー おまえ ホンマに来たんか! すげーな よく来れたなぁ! と歓迎されると思っていたのだが 目を覚ました仲間たちは 実に意外な反応をした。 「おまえなぁ! 何考えてんねん! ほんま あほちゃうか!」 ゆうべ一緒に騒いでいた仲間たちが いっせいにワタシを非難 え? なんで? ワタシ 何か悪いことした? 質問に答えようとせず 掛け布団をガバっとかぶるヤツや メンコのように勢いよく裏返って 必死でうつ伏せになるヤツを見ても あの頃のワタシは まったく何も気がついてなかった。 あれから 何十年も後 おパンツ一丁で寝ている お年頃の息子の布団を いきなり引っぱがして起こしたときに 彼らの 健全な朝の現象を目の当たりにし やっと あのときの彼らの焦りに気がついた。 そりゃ さぞかし サプライズやったろう あの日、わけがわからず部屋で呆然と立ちつくしていたのは どうやらワタシだけではなかったらしい。 キャー ←ほーら 油断してると下ネタだし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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