カテゴリ:道徳
以前勤めていた職場の大先輩がこの3月で定年退職されるということで、定例会となっている職場旅行が彼の定年慰労旅行ということになり、それに参加してきた。昨日の日記で静岡なんて書いていたけれど、行った先は神奈川の箱根だった。
泊まった旅館は天成園。旅行記の詳しい内容は後日、少しずつ書いていくつもり。 一泊二日のこの旅行。とにかくマグロ三昧の旅となった。行きには焼津インター近くの魚広場で中トロのすしを食べ、帰りには清水駅前の清水魚市場河岸の市でまたもや中トロ丼を食し、お土産に中トロを買ってきた。そして、干物も山のように購入した。一人暮らしの僕では、きっと一週間干物ばかりを酒のつまみにする毎日となりそうだ。 この旅行で、もう一つ手に入れたものがある。それは、定年を迎える先輩の人徳と言うものを思い知らされたということだ。この旅行はこの先輩が言いだしっぺになって始まったものなのだが、約10年で参加する人たちも増えていった。そして、今回は先輩の定年記念旅行ということで、全部で17人の人たちが集まった。中には転勤をして、先輩とは職場が違う人たちも大勢いた。そして、今回の旅行にどうしても参加したかったができなかったという人が、焼酎好きの先輩へのプレゼントとして「森伊蔵」という焼酎を手に入れ、先輩に贈ったということである。先輩は大喜びを通り越し、感動していた。あまり焼酎を飲まない僕はその希少性を知らなかったのだが、ほとんど手に入らない代物なのだそうだ。手に入ったとしても、1升3万~6万はするものらしい。その焼酎をなんと先輩はもったいぶることなく、宴会でみんなに薦めたのである。こういったところにも彼の奥に潜む何かを感じさせてもらうことができたというわけだ。 僕が先輩の年になるまであと20年以上かかるが、果たして僕はこの先輩のように人をひきつける魅力を身につけていられるのだろうかと、ふと感じてしまった。 人は財産という。僕もこういった財産を蓄えて生きたいと改めて感じた旅行だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.03.06 23:03:38
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