カテゴリ:保健体育
職場で、年齢指定の検診対象者となった。
40歳を過ぎたら受けなければならない検診だ。 車でいえば、定期点検みたいなものになる。 その検診だけど、身長・体重・視力をはじめ、 聴力・血圧など、まぁ、普通の検診でする項目に 加えて、胃の検診なるものがある。 要するに、胃のX線撮影をするのだ。 ご存知のとおり、そのためにはバリュウムを飲む。 実は、今まで一度もそれを飲んだことがなかった。 一通りの検診が終了し、いよいよ胃検診へ。 台の上に載せられ、発泡剤みたいな粉末を飲まされた。 それが、いきなり泡を噴き出したのか少しだけ飲んだ水が逆流。 だらしなく口の中のものがあふれてしまった。 なんとも恥ずかしい。 でも、こんなものですむんだと思っていたら、白い液体が登場。 それが本物のバリュウムだった。 少しずつ飲まされ、最後に一気に胃の中へ。 その後は、上になったり横にされたりで大変な思いをした。 話はここで終わらない。 検診につき物のお医者さんの検診があった。 X線の後、待合で待機していると、放送で僕の名前が呼ばれ、 診察室に恐る恐る入っていくと、そこには若くて可愛い女医さんが 座っていた。 まずは、前もって記入しておいた問診表をチェック。 「今治療中の病気はないんですね?」 「はい」 「血圧がちょっと高いようですが、以前何か言われたことはありますか?」 「いえ。それでも以前に比べると大分下がりました」 「そうですか……。でも、立派な高血圧症ですよ。医者にかかる前に食事や 私生活で改善できるものはしたほうがいいですよ」 「はい」 「そのためにはタバコは止めたほうがいいかもしれません。1日20本って 書いてありますけど、本当なんですか?」 「いえ、30本です」 「少しずつでいいので減らしていきましょう」 「はい」 まぁ、こんな感じで問診は進んでいった。 なんだか、すごく優しい先生でよかった。 その後、聴診があって、最後に触診。 「そこのベッドに寝てください」 いわれるままに寝ていると、 「胸が見えるようにしてくださいね」 といわれ、診察着の前を空けて先生の触診を待った。 ゆっくり先生が近づいてきて、下腹部を優しく触った。 「ううっ」 思わず声が漏れそうになった。 実は、僕、こういうの弱いんだな。 じっと力を入れて耐えているので、ついに先生が、 「くすぐったいんですか?」 と笑顔で訊いてきた。 「はい。僕、ダメなんです、こういうの」 そう答えると、 「もう少しですよ」 といいながら、 「ここは痛くないですか?ここはどうですか?」 といいながらおなかの周りを押したり触ったり。 おかげで僕は身体を捩らせっぱなしだった。 「はい、終わりです」 そういわれたときにはクタクタになっていた。 着ているものを直しながら、先生に、 「すいませんでした」 そう告げると、 「いえいえ」 といいながら笑いをこらえている様子。 お医者さんにかかることってほとんどないけど、 なんだか怖い先生が多いと思っていた。 でも、今回は検診なのに、なんだか癒されてしまった。 と思ったけど、そういえば、バリュウム飲んでたんだ。 下剤飲まなきゃいけないなぁ。 うーん、今夜は辛い夜になりそう。 トホホ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[保健体育] カテゴリの最新記事
|
|