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紙漉きで絵を描くって…?

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2008年11月12日
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カテゴリ:和紙造形

和紙造形の作品を紹介いたします。
これ以外にも、過去に紹介した作品は左のカレンダーの下の方にある
フリーページの「和紙造形作品」でご覧いただけます。


sasahara_h3.jpg

「抱擁」23×27cm 笹原広子



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最近イベントなどが続き、更新がままなりませんでした。
それにもかかわらず応援クリックしていただき、ありがとうございます。


今日から一段落と思いきや、年の瀬の波もすこしづつ近づいています。
これに流されずにブログもがんばって更新したいと思っていますが…。


「月日のたつのは早いもので…」


などと、年末の話しがでるたびに、社会全体が慌ただしい雰囲気になっていきますよね。
なので、この話しは止めます。



先日、明治神宮に行きました。
ここの鬱蒼と茂る森は東京の真ん中にあって都民に潤いを与えてくれている貴重なものですが、これは人の手によって造られたものなのですよね。


普通、お宮には杉を植えることが多いようですが、ここ明治神宮は日本最初の林学博士である本多静六博士や当時の学者たちの考えで、この地に適した常緑広葉樹を中心として植樹していくことになったのです。その数およそ10万本が全国から献木されました。


現在、まさかそれが人工で造られたとは思えないほど立派な森になっています。


当時、何を植えたら立派に育つか、また100年後自然の状態になっていくのか、ということを考えて実行されたことだったのですね。


それから50年後に調査を行ったところ、人の手で造られたこの森がすでに自然の状態になっていたとのことです。たとえ人工であっても50年で自然の森になったのです。


大正9年11月1日(1920年)に鎮座され、今年で88年になるわけですが、明治神宮に来るたびに、100年先を見越した生態系づくりがいかに意義のあることか、つくづく実感いたします。


最近ロハスという言葉をよく耳にしますが、LOHASとはLifestyle Of Health And Sustainabilityの頭文字のこと。これは健康で持続可能なライフスタイルを意味するものですが、明治神宮の杜こそ、まさにロハスを実践したものですね。


ところで6年前のことですが、明治天皇御生誕百五十年記念事業として屋根の葺き替えのための銅板奉納を募っていたのです。日頃銅板を使うものとしては見過ごすことができず、ご奉賛いたしました。


実は和紙造形に銅板を使うことがあるのです。上にある笹原さんの作品の青緑色の部分が腐食した銅板です。和紙と銅という異素材の組み合わせですが、銅を腐食させることによって、素材感や色彩の相性がよくなるようです。


銅版画は銅を版として紙に刷るのですが、和紙造形の場合、腐食させた銅をそのまま漉き込みます。


漉き込む方法は銅板の周りに穴を数カ所あけ、そこに銅線をとおしてひげのようにだしておく。その銅線を漉き込んで、楮の繊維でかぶせてしまうのです。こうして銅板が動かないようにするのです。繊維の長い楮だからできることです。


楮の繊維でかぶせるので銅線は見えなくなりますが、この時に、楮でかぶせずにあえて銅線を見せるためにわざと余分に銅線をつけることもあります。つまり銅板を抑えるための銅線と飾りのための銅線があるということです。


和紙造形には、前回紹介したレリーフもあれば、このように銅板を漉き込むという表現方法もあるのです。


今日はこのへんで…。


明治神宮で銅板の屋根を見るたびに、自分の奉納した銅板があの中にあるのだと思って、ひとりほくそ笑んでいるのです。
時間の経過とともに腐食が進んでいくのを見るのも楽しいものです。


読んでいただいてありがとうございます。



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Mixi会員の方だけになりますが、ぜひのぞいてみてください。
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最終更新日  2008年11月16日 17時16分46秒
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