真綿を作る
昨日までで繭から引けるだけの生糸を引き終わったので、今日は朝から真綿作りだ。画像下は精錬済みの繭。 ↓ これをきれいな水を張った容器に少しずつ取り分けて下の画像の指で指している繭の薄くなっているところに両手の親指を入れて左右にぐーっと引くとその上の繭のように中の蛹と出殻(脱皮した蚕の皮)が現れる。 ↓ 通常は1匹のお蚕は一つの繭を作るのだが、なぜか2匹が一緒に一つの繭を作ることがある。これが双子繭。(玉繭)右の繭は2匹共に蛹になっているが左の繭は1匹がまだ蛹になっていないっす。 ↓ この蛹や出殻をきれいに取り除いたものが真綿だ。角真綿は指で四角に広げた真綿を数枚づつ重ねて乾かしたもので袋真綿は壷等の底で袋状にしたもの。市販品はこのどちらかだ。私は当初は角真綿にしていたのだが、今は繭一つずつを乾かして使っている。 ↓ 午後3時なんとか終った! ↑ピンクのタライの中は双子繭の真綿。大きさが違うので分けている。その下の青い容器の中は索緒した糸(繭から1本の糸口が出るまで繰る時に出るもつれた糸の塊のこと)その横のナベの中は蛹と出殻。綿畑に運んで埋めて肥やしにする。後は真綿をよく濯いでから明日まで水に晒し、乾燥すれば終了だ!