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夏真っ盛り、本日の東京の予想最高気温は36℃!
僕の平均体温が35.8℃なので、一体どうなるんだ。という不安を感じつつ 今日は土曜日なので、 自宅(曳舟:墨田区北部)から 会社(両国:墨田区南部)まで、5kmの道のりを歩いて出社した。 午前中からすでに「猛暑」を感じさせる直射日光とアスファルトの照り返し。 こんな時は、手ぬぐいを首に巻き「オッサン」のいでたちが一番。 極限に近い状況だと人は直感で涼しげなところを求めるようで、暑さで薄れる意識のなか足の赴くまま両国方面に歩いた。 その途中の涼しげな場所が3箇所あった。 ■一つは大横川親水公園 普段は作りこまれた親水空間のため、歩いていて退屈に思う空間である。 今日は、子供、大人、男、女、ホームレス いろんな人が涼しさを求め、ここにひきつけられているようである。 この空間の良いところは、 ・通過動線が脇にあり、フッと寄ってみたくなる敷居の低さ。 ・水辺に柵等が無く、水辺空間に近づきやすい。 ・水が流れていて清涼感がある。流れている水のほとりが心地良いことは16世紀の建築家パッラーディオもで言っている。言われなくても直感でわかるが。 これは○ ■もう一つは、露地の緑 両国の露地にある蕎麦屋「ほそ川」の前を通った。露地であることで、地面のアスファルト量が少ないせいか、照り返しが少なく、また、直射日光も当たらずなんとなく涼しげ、 この空間の良いところは ・緑が両側の家の壁面部分にあり、その葉からの水分の蒸発により気化熱が奪われ、若干の冷輻射が起きているのではないだろうか? ・その冷輻射が人体を包むことで大きな通りにはない清涼感があるのでは? ・露地を囲む細長い空間が周りとは違う気候を形成しているため、両脇の住居・店舗も自然の通風により建物の冷却を行っている。 ・そのため、露地側のエアコン室外機からの熱風が少ない。 これも○ ■最後に一つは、地下鉄の出口 地下鉄大江戸線の出口は極端に涼しかった。 これは地下鉄駅の冷房による冷気が地下鉄車両の運行により、トンネルから押し出されて出口に出てきたもの。 これは、CO2排出を伴う冷房による涼しさなので× まちづくりのデザインにも人肌感覚の心地よさの視点が必要ではないだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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