244887 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

墨田区の建築家 「気まぐれブログ」

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012年07月11日
XML
カテゴリ:建築
一つ一つの建物の外観が集まると街の景観になりますが、自然発生的にできる現代の日本の街並みは、一つ一つの建物の表情がバラバラで景観を形成するような心地よい街並みになることはありません。商店街などで、有識者や、コンサルタントを迎え入れて、協定を結び張りぼての街並みを作っている事例を見かける事がありますが、付け焼刃のような街の浅さが垣間見えて、何度も足を運びたいとは思いません。街並みを構成する建物の外観が、建物の所有者の意識とは関係なく決まり、内部とのつながりが希薄な様子はディズニーランドランドに行ったときと似た印象を受けます。ウエスタン風レストランで働いている人もジャングルを大げさに案内してくれるお兄さんも同じ会社に雇われたスタッフだと思うと、気持ちが萎えてしまう感覚に似ているでしょうか?本来の街が持っている奥深さを期待してもマニュアルとおりの反応しか返って来ません。そうした一つの企業のデザイン手法が街づくりに取り入れられることに危機感を覚えます。表面だけ整っていて中身が整わない様子は、問題の本質に目を背け場当たり的な対応をとっているように見えてしまいます。
街の景観は、有識者や、コンサルタントが作るものではなく、そこに住んでいる人達が守リ育てていかなければなりません。そこに住んでいる人たちの頭の中にある風景がそれぞれ同じ方向を向いていれば、街並みに調和が見られるのですが、残念ながら、現代の日本では、それぞれが思い描く街並みがバラバラなのです。つまり、街並みがバラバラなのは、私たちの街に対する意識がバラバラなのに他なりません。みんなが思い描く心地良い景観を確認する事が今まで足りなかったのだと思います。これは、教育の中で地域の特性を理解し、子供の頃から意識して行く機会が少なかったからだと思います。大人になると、南欧風が良い、下町風がよい、モダンが良い。とそれぞれの志向がバラバラです。赤白のシマシマの住宅を建てた漫画家もいました。街づくりの教育を教育の現場で是非やって欲しいです。
現代風水建築家?金谷直政
かなや設計





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年07月11日 17時07分15秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

プロフィール

黄ベンチャー

黄ベンチャー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

お気に入りブログ

東京墨田区両国 労… 唐澤 正樹さん
「フォトラ」店長のm… 「フォトラ」営業担当さん
Bewish 「美=Beauty… Bewishさん
会長のぶらぶら日記 大雪1038さん
久米信行「縁尋奇妙… 当たらずと雖も遠からずさん

© Rakuten Group, Inc.