テーマ:今日飲んだお茶(1041)
カテゴリ:喫茶道楽記 紅茶
ムカシはフォートナム&メイソンのお紅茶も、輸入食材店でフツ―にお安く買えたものでございますが、いつの間にか正規のショップのみの販売ということになりまして、ロイヤルブレンド250g1680円という時代を知っているモノには、とてもやってられないことでございます。 ことでございますが・・・その時代を知っておりますと、「やっぱり朝は、緑の缶のアッサムぢゃないと始まらない!」ということを仰る方がおられまして…。 しかし、そういうお店ではちょっと…という気が致しまして、つい、個人輸入を代行してくださるお店に注文してしまうわけでございます。 F&Mが、海外にも通販してくれれば問題はないのですが…と、代行手数料もバカにならないと、恨めしく思いながらもそれでも若干デパート等で求めますよりはお安くなりますので…。 それとは別に、日本ではどうやらお取扱いがないらしい商品も注文することができまして、今回、このRussian Caravan £4.25なるお茶を注文してみました。 なんでも、2005年くらいからあちらで人気のお茶なのだそうでございます。 缶に貼られたご紹介を見てみますと…。 キーマンとウーロンのブレンドで、ツァリーに紅茶をもたらしたムカシの交易ルートを思い出す紅茶。 軽く、あたかも木の実のような風味と独特の個性は、世界の交差点であるロシア帝国のユニークな立場と、本当に上質な紅茶を求める統治者たちの情熱とを思い起こさせます。 と、このようなことが書かれてございます。 …という気がするのでございますが、ナニせアルファベットという記号が並んでおりますので、本当にそう書いてあるかどうかは、はて? で、お正月早々にいただいてみたのでございますが・・・。 ナンでございますね、木の実の香りというよりは、枯れ木の香りと申しますか…。 それがし、アッサム等のまったりとした紅茶が好みなせいか、キーマンという紅茶の何処に英国貴族を虜にしたような魅力があるのか、今一つ分からないのですが、若しかしたら、それがしの知らないステキな祁門紅茶の世界があるのではないかと思ってはいるのですが…。 ウーロンは、素性はまったく分かりませんが、しっかりめに発酵した火焙の効いたものを使用している感がございまして、ありていに申しますと、安物の鉄観音(青くないヤツ)のようなカンジ? 後口にけっこう酸味が残る気がいたします。 しかし、これが甘みに移行しないところが、安物と言ってしまう所以でございますが…。 香りはスモーキーさが際立って、蜜の香りも花の香りも分かりにくぅございます。 皇帝陛下、中国茶の実力はこんなものではございませんでございますよ…。 素直な感想はこんなところでしょうか…。 しかし、若しかしたらそれがしの淹れ方がよろしくないのかもしれませんので、美味しく頂ける淹れ方をちょっと探してみようかと思っております。 なにせ、125gいただいてしまわないといけませんから…。 しかし、よく考えてみましたら、日本でいただくお煎茶だの玉露だのと、ガンパウダーのお味を比べるというのも、なんともまぁ、乱暴な話でございまして、普段いただいている中国茶と、このいわゆる“お紅茶”を押し並べて比較するといいますのも、ムチャクチャといえばそうでございますねぇ…。 そうそう、そういえば、F&Mの缶がかってのあの緑色から変わっていたのでございますよ。 フォションもなにやら変わっておりましたし…知らない間に世間は変わっていっているのでございますねぇ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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