10代将軍徳川家治の医学と父のハンディ,9代将軍_徳川家重のハンディ,家治が興味を示した西洋医学の訳,家治＆田沼意次時代花咲いた西洋医学覚醒時代No.3,田沼意次,徳川家治, | | |
| | 10代将軍_徳川家治＆田沼意次の時代、花咲いた「西洋医学」の覚醒時代＿No.3 | | 医学に興味を示した「10代将軍_徳川家治」の心の内その2_ハンディ有りの父「家重」のこと
■田沼意次（1719～1788）、
■8代将軍_徳川吉宗（1684～1751),■9代将軍_徳川家重（1712～1761),■10代将軍_徳川家治（1737～1786), | | 9代将軍_徳川家重の懊悩（その3） |
初めから読む＝No.1＜前頁から読む＝No.2
そんな徳川家重は、我が子の為に、御三卿（その続き）
家重は、御三家よりも「田安」家と「一橋」家が最大の恐怖であり、最大の敵。弟達を猛烈に憎む。
幸い、倅＝長男「家治」の聡明は確実であり、誰もが次期将軍に文句言わない状態なれど、まだ心配。
そこで、我が子、我が血筋の為、次男の「重好（1745～1795）」に清水徳川家を樹立させた。
但し、この家の血は、途中から、「一橋」パワーに塗り替えられる。
不自由な将軍さん「家重」の必死の抵抗も水の泡。
- 「田安」家のスタート
1代目＝重好が1795年死亡。彼は死亡時51歳だが、なぜか子無し。暫し当主不在期間を経て（※）、
2代目：敦之助なのだが、これは、またしても「一橋治済パワー」。
敦之助は、11代将軍_家斉の子。即ち「治済」の孫。◆幕末御三卿バトル考察：恐るべき「治済」
- 当主不在期間（※）：一般大名家ではありえない。即取り潰し。但し、御三卿は例外。
- 11代将軍_家斉のお子様山盛り状態を、オットセイ将軍と呼ばれるわけだが、お暇故ならず、
お子様大量生産にて、網羅システム、お子様フランチャイズ政策。その父「治済」が手本。
＜■11代将軍_家斉による長すぎた50年が呼び寄せた 「襲い来る世界の脅威と、幕末動乱」参考表＞
幕末になると、コレを水戸の斉昭（慶喜の父）が見習って、お子様山盛り網羅作戦やってます。
田沼意次と9代将軍_徳川家重
上記のとおりの将軍さんだから、皆困る。彼の言語を即時理解できる者は・・まず居ない！！
側用人制度によって登用され、絶大な信頼を得ている「田沼意次」でさえ、恐らく言語100％は理解
できないはず。根気と心だろう。心は不思議なものだから、他意無き者、純な心対応なれば、
不思議と必ず伝わる。田沼は、優しい男なのではないかと感じる。
家重状態の人物とは、大抵、ある反面、猛烈に敏感。仮に、「田沼」が、ずるい男なら、
誰よりも敏感に感じ取って、真っ先に、生理的嫌悪感を示すはずだ。
私は少しばかり、田沼贔屓派ながら、それを制御しつつ、なんとなく、これだけはピンときます。
ストレスを与えず、焦らせずに、恥をかかせず、待てる人・・・ってところでしょうか。
相手の気持ちになって、じっとアンテナ立てて、発する物が何か？を感じ取ろうと努力するタイプ。
結果、この将軍さんの実績は何一つなかったに等しいながら、歴代将軍の中、
ことによると、家重と田沼の関係は、相当清いものだったかもしれない。
「己は、どうせ、こんな体だ。徳川なんか、どーでもいい。面倒臭いから任せてしまえ！」 |
それだけの理由なら、
この伝言場面はなかったことだろう。
▼
「9代将軍_徳川家重」から、
我が子「10代将軍_徳川家治」への伝達
因みに、家重は、倅の「家治（10代将軍）」に
伝達している。
「必ず、田沼を信じなさい。田沼に任せなさい。」
・・立派な遺書とかの形じゃないが、
確実に伝達をしている。親子である以上、
伝達の形で、充分心に伝わる。 |
|
家重は、50歳を境目に、将軍の座を倅「家治」に譲り、引退しており、その段階から、家治は、
確実に、田沼に全面任せる形でスタートしているが、父の死後も、そのラインを一切変えない。
いわば、父の遺言にも等しい言葉だから、限界までは、貫き通した。
「10代_家治」は、聡明なれど、口を挟まない。後半は、我が子が、あまりにも次から次へとなぜか
死ぬ為、投げ出して逃避に近い要素も否定できないし、災難が続き、狼狽して、讒言に心揺れるなど、
本来の彼を喪失した形で、無念の突然死ながら。
9代_家重に話を戻しますと、
▼
後述しますが、50歳で引退したには、深い訳があります。これは、彼が、確実に判断力を持って
いたことの証。即ち、漢文の手紙を送りつけられて、笑い者にされなきゃならない常態ではないのです。
こうなってくると、弟を憎む気持ちが、よく解ります。
| | 9代将軍_徳川家重「言語不明瞭」に係るエピソード（その1） |
上記のとおり、家重の「言語不明瞭」度合いたるや、半端ではない。
但し、一人だけ例外が居た。その名は、大岡忠光（1709or1712～1760）であり側近である。
誰が聞いても、何回聞いても、全然、解らない。
田沼でさえ、目を伏せ、全身アンテナ状態にして、耳で聞き取るでなく、感じ取る姿勢で神経集中
するが、無念！ダメ状態。ところが、なぜか、この大岡だけは、理解できる。
当然、皆は、変な噂を。
▼
「アイツ、怪しいぞ。実は、どーせあんな状態のお人だから、アレを利用して、
自分の都合のいいように、嘘八百の通訳してるんじゃないのか？」
▼
★ところが、ここに、こんなエピソードが。
▼
それは、或日の将軍様お出かけ場面。この日、大岡忠光は他用で同行できない。されど、この外出は、
恒例の些細な行事。流れはワンパターン。家重の「言語」が聞き取れようが、聞き取れまいが、
なんら支障ない。流れに沿って運ぶだけ。
後は、コツコツ、必要以上に、あっち、こっちで度々、おトイレタイムを
設置する配慮さえあれば大丈夫。しかも、おトイレ用地も、毎回のことなので、大体前例どおり。
さて、いざスタート。ところが、デフォルトで、早速、ズッコケた。
いきなり、城の玄関先で、なんか知らんが、なんか言われた。
★側に居る者全員が必死の形相、必死で理解を試みるが、
どーしても解らない！全員顔面蒼白！
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【関連】■11代将軍_家斉による長すぎた50年が呼び寄せた 「襲い来る世界の脅威と、幕末動乱」参考表
【現在特集】＝10代将軍_徳川家治＆田沼意次の時代、花咲いた「西洋医学」の覚醒時代
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■幕末玄関＜■人物名から追跡 |
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2013.09.25 05:34:28
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