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先週の土曜日か、日曜日にNHKでやっていた一般人を交えた討論番組。
今までに自給率問題などをやってましたが、今回は税金編です。 正直な感想は、ガッカリ、ウンザリです。 多数の意見が、やはり日本は社会主義じゃないのか?と思わせるような発言の連続。 また昔の日本ならそれで良かったんだとは思いますが、この世界のグローバル化、ボーダレス化の波にイヤでも飲み込まれざるを得ない時代に来て、今だに経済鎖国的な考えの多いこと、多いこと。 ゲストの竹中元内閣府特命担当大臣(経済財政政策)がかなりバッシングを浴びてました。 僕が投資家の視点だから、一般の人達とずれているのでしょうか? 日本で投資が認知されるのは、まだまだ当分ダメだな、と思いました。 なんせ、「汗かいて得たお金以外は不当なお金、法外な税金とて当たり前!」でしたから。 冗談でしょ? 投資家が株式市場にリスクをとってお金を出資してくれなかったら、企業はどうやって運転資金や設備投資資金を捻出するのですか? それができなかったら企業は潰れますよ。そしたら、そこで働いていた人達の生活はどうなるんですか? 株主は出資した企業が利益を出せば、それに応じた報酬をもらうのは当たり前。 逆に潰れたら、出資したお金は紙切れに化すのですから... (それでも文句は言えません。融資と違い、そういうものだからです。だから、そのリスクプレミアムとして、利益が出た場合は報酬をもらって当たり前でしょう。) だから、投資は博打だ、というのは根本的に間違いだと思います。 (ある意味正解ですが、それは無謀なリスクをとった場合のことで、今回のテーマとは外れますので書きません。) 日本において、『公平』、『平等』って何なんだろう? 僕は機会の『公平』、機会の『平等』が本当のの『公平』、『平等』なんじゃないのか、と思っています。 これはグローバル的にも常識なんじゃないでしょうか? しかし、日本では戦後復興から国民総中流時代がずっと続いたために、その意識をまだ引きずっているんじゃなかろうか、と思う。 それは、『機会平等』ではなく、『結果平等』を求めているということなのでは? 日本は極めて社会主義色の強い国だと思います。 (社会主義国よりも) でも、それは逆に不公平なんじゃないだろうか? 同じ機会を与えられて、努力し結果を出した人が、結果を出せなかった人より報酬が高くなる、という図式は僕は至極当然だと思うのだが... (再チャレンジの機会がきちんと与えられてない、という現状には、「そのとおりだ!」と僕も思いますが...) 後半で、高福祉高負担(スウェーデン)vs低福祉低負担(アメリカ)どっちがいいか?という話題をやっていました。 おもしろいことに、消費税上げ反対を訴えてた人ほど、高福祉型を望んでいるというパネラーの結果が出てました。 この人達は、低負担高福祉という見事にアンバランスで無茶な要求を求めていることになります。 (竹中元大臣にもツッコまれてました) でも、日本にはこういう人達が多いんでしょうね。 『スウェーデンの税金は本当に高いのか?』を読む そんな都合のいいこと、できるわけないやろ!! 「政府が悪い!」と批判ばかりしている人達は今、自分にできることを行動に移したら? 政府なんて、官僚なんて、信用できないんだから。 まずは、もうすぐあるであろう総選挙。 日本では、投票率は年齢に比例するそうです。 高齢者ほど行って、若い人ほど諦めて(?)行かない。 日本で平均的に一番お金を持っている層は、高齢者層。 これでは、立候補者は当選するために高齢者を最優先にするのは当たり前でしょう。 高齢者より若い人達のほうがこれからの世の中、大変なのは明らかなのに... だから、若い人達ほど「どこ入れても一緒だから」とか「俺には関係ねえ」と諦めるんじゃなく、選挙で投票しなきゃ、自分たちの未来のきっかけはつかめないと僕は思うんですけどね。 ついでに、年金保険料も社会保険料もきちんと払おうよ。まだ入るだけのメリットはあるよ。カバーしてくれるのは老後だけではないのだから。 税金もね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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