CSI :Miami Files Annex

2011/12/07(水)21:14

HOUSE 6 #131 Help Me

Dr.HOUSE S3-8(131)

シーズンフィナーレ。 これもまた永久保存版だ。ヒュー・ローリーの演技はすごい、という程度では表しきれない。 ハートをわしづかみされて、泣けて、最後まで引きつけられました。感情のうねりはエンドレスのジェットコースターに揺られているみたい。 グレゴリー・ハウスは確かに変わって来ています。 大型クレーンが倒れる事故があり、ハウスもカディも現場に向かう事になった。 ハウスはカディがルーカスと同棲するために家を買うと聞いて、例のカディの曾祖父の医学書をプレゼントする。カディは微妙な表情を見せる。 現場は大がかりな救出活動が行われていたが、クレーンの運転士は命は無事で、居眠りをして事故になったという。 カフェインを飲んでいたが効かなかったというので、ハウスは興味深い症例だとして病院に連れ帰ることにする。しかし、カディの要請で現場に残る。 ハウスはがれきの下に生存者ハンナがいるのを見つける。足を挟まれており、助けを呼びに行き、先ほどのカディのあいまいな態度について質問する。 カディはルーカスと昨夜婚約したばかりで、ハウスに知られていたのかと思って動揺したという。 No.13は理学療養をしていたと言って遅刻してくる。しかしタウブは何かがあったと気づく。 ハウスは脳に原因があるとみてMRI検査を命じるが、異常はなかった。だが、患者は鼻と目から血を流し始める。 ハウスは引き続きハンナの様子を見ながら患者に静脈洞血栓症があるかどうか調べるように命じる。 現場ではハンナの足を切断するかどうかの判断を求められるが、ハウスは切断しないで助けろと主張する。ハンナはハウスを頼って側にいて欲しいと頼む。 圧力ジャッキが届き梁を持ち上げるが、梁が折れてハウスも怪我をする。ハンナの状況は更に悪くなり、足の切断を巡ってハウスとカディは激しく対立する。 カディは自分の事が原因となり、ハウスが意固地になって切断を拒んでいると責める。 みんな前に進んでいる。あの時、自分の意見を通して足を残したあなたは一体今何が残っているのかと言われて、ハウスはハンナに切断するよう説得する。切断手術はハウスが担当し、ハンナの夫が駆けつける。 運転士は静脈には異常がなかったが、発熱が始まり、警察官の事情聴取中に昏睡状態となる。 ハウスはストレスにより血圧の急上昇があったとして、最初はカフェインによりそれが引き起こされたとみる。 脊髄下部のくも膜嚢胞が長い時間座りっぱなしで髄液圧が上がり意識不明を引き起こしたと考える。 救急搬送中のハンナが急に呼吸困難になる。ハウスは切断が遅れて血栓ができたと考えるが、抗凝固剤が効かず、切断による脂肪塞栓症でハンナは死亡する。 激しく落ち込むハウスにフォアマンは何をやってもハンナは救えなかったとなだめるが、ハウスは頑なにはねつける。 No.13はハウスに休職願を提出する。 自宅に戻ったハウスは隠し持っていたヴァイコディンに手を出そうとする。そこにカディが現れ、ルーカスとは別れたと告げる。 自分も実は前に進む事ができなくて、ハウスの事を考えていたという。俺は世界最低の男だというハウスに、先の事は判らないがカディは愛しているという。 2人はキスし、ハウスはこれもまた幻覚かと手に持っていた錠剤を投げ捨てる。 ああ、ああ、これがどうか幻覚でありませんように。(泣) 今回はまるでERのスペシャルエピソードのように、いつもとは違う設定の中でした。 ビジュアル的にも迫力があって、ハウスもよくあんな崩れ落ちそうな隙間に入っていくものだとハラハラしました。 シーズン4のフィナーレも交通事故でしたが、あの時とはスケールが違う。 病気の診断は一応ありましたが、メインは被害者の足の切断を巡って、ハウス本人の過去の判断をもう一度取り上げてハウスの人生を振り返るという正に「ハウス」のドラマでした。 カディの言葉は本当にきつかった。 足を残したからハウスは痛みから逃れられなくなって、痛み止めが効かなくなって最後はヴァイコディン依存症になった。ウィルソンもカディもハウスをずっと心配し、力になろうとしてきたが、ハウスはますます偏屈で人を信じない人間になっていった。友人たちはハウスに傷つけられ、何度も愛想を尽かされた。 さすがにあそこまで言われたら、腹も立つだろうに。 でも、これから足を失うというハンナに「君には愛する人がいる。たかが足だ。」という事ができるようになった。 「俺はこの通り、たった一人だ」もう聞いていて切なかったです。 そして、切断は自分がするという。事故現場でも終始冷静なハウスが頼もしくも見え、またハンナの悲しみも判る事からどれだけ辛いだろうと思うと、もう涙が出て出て。 それでも、結果は残酷でしたね。 全力を尽くしても、報われない事がある。いつものハウスなら乗り越えられる事例だったのかも知れないが、ハンナを救えなかったという事は、どちらにしても自分もやはり救われないのだということですね。 あれだけがんばってセラピーで自分を見つめ、幸せになるため自分を変えようとしてきたハウスが、折れてしまって最後のヴァイコディンに手をかけた。 やっぱり、残していたのですね。 飲むか、飲まないか。やり直せるのか、再び奈落に落ちるのか。 ここで飲んだら、リアルだけれど救いのないドラマだと思っていたら、最後に救いがあった。 幸せになれるかどうかは判らないが、とにかく愛してくれる人がいる。 どうか、希望の光は消さないで欲しいです。 今シーズン、キャメロンが去っていきましたが、No.13も去るとなると寂しいですね。 売れっ子のオリビア・ワイルドの仕事の都合なのでしょうか。 彼女の病状も気になりますし、シーズン7がどういう展開になるのか、今から待ちきれません。

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